ビットコイン・仮想通貨取引所と販売所の違いは?各メリットや仕組みを解説!



仮想通貨を始める際、上記のような疑問が出てくることもあるでしょう。この記事では、仮想通貨取引所と販売所の違いを詳しく紹介していきます。
この記事のまとめ
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)

なお、先に開設する取引所・販売所を決めてから、詳しい違いについて知りたい場合は、おすすめの仮想通貨取引所の記事を参考にしてください。
仮想通貨(暗号資産)取引所と販売所の仕組みの違いを比較!
仮想通貨取引所の形式には取引所と販売所があり、以下のような違いがあります。
仮想通貨(暗号資産)取引所と販売所の仕組みの違い
それぞれの内容を理解することで、自分に合った取引方法を見つけることができるでしょう。
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
注文・取引方法
取引所と販売所の仕組みの違いとして、注文・取引方法があります。
取引所は、取引をしているユーザー同士で売買を行う形式です。取引所の注文方法には、主に指値注文と成行注文の2種類の注文方法があります。
指値注文とは、自身が希望している価格で注文する方法です。この方法は基本的に希望金額で取引ができますが、取引が成立しない場合もあります。
成行注文とは、価格を指定せず注文時の相場によって価格が決まる注文方法です。
この方法は取引が成立しやすいですが、相場に大きな値動きがあった場合に予期しない価格で取引が成立する可能性があります。
一方で、販売所は自身が利用している仮想通貨取引所と売買を行う形式です。そのため、購入時の仮想通貨取引所が提示している価格ですぐに購入できる点がメリットです。


取引時の手数料・スプレッド
取引所と販売所の仕組みの違いとして、取引時の手数料・スプレッドがあります。
取引所では、定められた一定の割合の取引手数料が発生します。仮想通貨(暗号資産)取引所では、この取引手数料が無料に設定されているケースもあります。
一方で販売所では、仮想通貨を購入する際の購入価格と売却価格の差であるスプレッドがあります。このスプレッドが、販売所の実質的な手数料です。
例えば、コインチェックで1BTCを購入すると142,000円のスプレッドが発生します。
※2022年12月6日時点のビットコインの価格を参考にしております。
スプレッドがあると割高な取引になりやすいため、仮想通貨取引の手数料を抑えたい場合は取引所での売買をするのも良いでしょう。
流動性
取引所と販売所の仕組みの違いとして、流動性があります。流動性とは、売買が成立しやすいかどうかを表す指標となります。
例えば、販売所は仮想通貨取引所との売買であるため、取引は成立しやすいでしょう。
それに対して、取引所はユーザー数が少なく流動性が低いと指値注文を出しても希望の金額での取引が成立しにくいです。
そのため、取引所で取引を成立させるうえで流動性は大切になります。
取り扱い銘柄の種類
取引所と販売所の仕組みの違いとして、取り扱い銘柄の種類もあります。取引所と販売所の取り扱い銘柄の種類は、仮想通貨取引所によって大きく異なります。
取り扱い銘柄の種類についてbitFlyerを例に下表でまとめましたので、参考にしてください。
取引形式 | 取り扱い銘柄 |
---|---|
販売所 | ・ビットコイン ・イーサリアム ・ライトコイン ・ビットコインキャッシュ ・モナコイン ・リスク ・リップル ・ベーシックアテンショントークン ・ステラルーメン ・ネム ・テゾス ・ポルカドット ・チェーンリンク ・シンボル |
取引所 | ・ビットコイン |
上表からわかる通り、販売所と取引所では取り扱い銘柄が異なります。
このことを知らずに仮想通貨取引所を開設してしまった場合、自身が取引したい銘柄が取引所では扱っていないなどの問題が起こるでしょう。
また、新たに別の仮想通貨取引所に口座を開設する必要がある可能性もあり、余計な手間もかかってしまいます。
取引のしやすさ
取引所と販売所では、取引のしやすさも異なります。例えば、販売所は売買する操作はシンプルであるため、初心者にとっても簡単に取引が行えるでしょう。
一方で、取引所は流動性が低く指値注文が通らない場合や、成行注文をして自身の想定外の値段で取引が成立したりと取引が難しい傾向にあります。
取引所と販売所の使い分け方
取引所と販売所の使い分けでは、以下のような基準が考えられます。
取引所と販売所の使い分け方
各基準を確認することで、自分が何を重視するのかを考える手がかりになるでしょう。
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
取引する通貨で選ぶ
取引所と販売所の使い分ける際は、取引する通貨で選ぶのも良いでしょう。取引する通貨で使い分ける具体例として、GMOコインの取り扱い通貨を下表にまとめました。
取引形式 | 取り扱い銘柄 |
---|---|
販売所 | ・ビットコイン ・イーサリアム ・ビットコインキャッシュ ・ライトコイン ・リップル ・ネム ・ステラルーメン ・ベーシックアテンショントークン ・オーエムジー ・テゾス ・クアンタム ・エンジンコイン ・ポルカドット ・コスモス ・カルダノ ・メイカー ・ダイ ・チェーンリンク |
取引所 | ・ビットコイン ・イーサリアム ・ビットコインキャッシュ ・ライトコイン ・リップル ・ネム ・ステラルーメン ・ベーシックアテンショントークン ・クアンタム ・シンボル ・モナコイン |
例えば、GMOコインでポルカドットを取引したい場合、販売所でしか取引できないため、取引が割高になりやすいです。
取引したい通貨が決まっている場合、その通貨がどちらでも扱っているか事前に確認すると良いでしょう。
取引方法で選ぶ
取引所と販売所の使い分ける際は、取引方法で選ぶ方法もあります。
例えば、指値注文や成行注文をしてテクニカルに取引をしたい場合、取引所を選ぶと良いでしょう。一方で、指定された価格で簡単に取引したい場合、販売所が適している場合が多いです。
初心者の方は販売所がわかりやすく簡単な取引方法であるため、慣れるまでは販売所で取引するのも良いでしょう。

手数料・スプレッド(価格差)で選ぶ
取引所と販売所の使い分ける基準として、手数料・スプレッド(価格差)で選ぶことも考えられます。
手数料を抑えたい場合は、取引所での売買が適しているケースが多いでしょう。
なぜなら販売所は実質的な手数料である価格差(スプレッド)が存在するため、取引所に比べて割高な取引になりやすいためです。
手数料・スプレッド(価格差)の違いについて、コインチェックの販売所の例を下表にまとめました(2022年12月執筆時点で1BTCを購入する場合)。
購入レート | 売却レート |
---|---|
2,400,700円 | 2,258,700 円 |
上記からわかる通り、購入と売却では1,402,000円の広い価格差(スプレッド)が存在しています。
それに対して、コインチェックの取引所での取引手数料は無料であり、取引のお得さは一目で分かるでしょう。

取引所・販売所のメリット、デメリットを整理!
仮想通貨取引所の各形式のメリット、デメリットは、それぞれ異なっています。
取引所・販売所のメリット、デメリット
両方の側面を理解することで、より効率的な取引が可能になるでしょう。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
取引所のメリット・デメリット
取引所のメリット・デメリットの代表的な例を以下の表にまとめました。
取引所のメリット | 取引所のデメリット |
---|---|
・取引手数料が抑えられる ・ユーザーが多ければ取引が成立しやすい |
・注文方法が複雑であるため、初心者向けではない ・販売所に比べて取り扱い銘柄が少ない場合が多い |
取引所は、取引手数料が抑えられるのは大きなメリットです。単純に費用だけを考えるなら、基本的には効率が良いと言えるでしょう。
一方で、ユーザー同士の取引となるため注文方法が比較的複雑であり、初心者からすると難しく感じてしまう可能性もあります。
自分の知識や取引目的と照らし合わせて、よく考えるのが良いでしょう。
販売所のメリット・デメリット
販売所のメリット・デメリットの代表的な例を以下の表にまとめました。
販売所のメリット | 販売所のデメリット |
---|---|
・取引方法が簡単で初心者でも利用しやすい ・取り扱い銘柄が豊富な場合が多い |
・スプレッドが存在するため、実質的な手数料が高い |
取引方法が簡単で初心者でも利用しやすい点は明確なメリットと言えます。まずは始めたい、という場合には悪くない選択肢と言えるでしょう。
しかし、スプレッドには注意が必要です。利用する仮想通貨取引所によっては思わぬ価格差が生じていることもあるので、自分の取引したい量と予算を事前によく検討しましょう。
また、販売所と取引所で扱っている銘柄が異なる場合もありますので、こちらも確認が必要です。
取引所と販売所が選べる!仮想通貨(暗号資産)取引所2選
Coincheck
取り扱い銘柄数 | 17種類 |
---|---|
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 0.0005 BTC |
最低取引額 | ・取引所:500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所:500円(0.001BTC以上) |
Coincheckのメリット!
- 取引所形式と販売所形式の両方に対応している
- 取引所形式の取引手数料が無料
- 取り扱い通貨数が国内最多クラス
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
この取引所には、取引所形式と販売所形式の両方に対応しているというメリットがあります。自分に合った方法で取引ができるため、初心者にも取引が始めやすいでしょう。
また、この取引所には、取引所形式の取引手数料が無料というメリットもあります。手数料を抑えた取引が可能なため、収益性の観点でも強みがあると言えます。


アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
DMM Bitcoin
取り扱い銘柄数 | 24種類 |
---|---|
取引手数料(BTC) | ・BitMatch:2円/0.001BTC ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料(BTC) |
最低取引額 | ・BitMatch:0.010BTC ・販売所:0.0001BTC |
DMM Bitcoinのメリット!
- BitMatch形式と販売所形式の両方に対応している
- 口座開設が早く最短当日から取引可能
今なら口座開設で、2,000円がもらえる!(※)
※2023年8月1日6:59まで
DMM Bitcoinは、株式会社 DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。
この取引所には、BitMatch形式と販売所形式の両方に対応しているというメリットがあります。
それぞれに長所があるため、上手く使いこなすことでより効率的に取引ができるでしょう。
また、この取引所には、口座開設が早く最短当日から取引可能というメリットもあります。取引開始までの手順がスムーズなため、まずは始めてみたいという人にもおすすめできます。


今なら口座開設で、2,000円がもらえる!(※)
※2023年8月1日6:59まで
この記事の監修者

佐野 孝矩
ファイナンシャルプランナー
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
情報処理安全確保支援士や日商簿記2級、FP2級、応用情報技術者
などの資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中
保有資格
応用情報技術者,情報処理安全確保支援士,日商簿記2級,FP2級
監修者の身元
https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/
専門ジャンル
仮想通貨,プログラミング,資産運用
この記事を書いた人