仮想通貨ポルカドット(DOT/Polkadot)とは?取引所や買い方、今後の将来性を解説!



新しく仮想通貨に投資を始める際にはその通貨の特徴についてきちんと把握しておきたいですよね。
この記事では、ポルカドットの特徴や価格の推移、おすすめの取引所などについて詳しく説明していきます。
この記事のまとめ
- 仮想通貨ポルカドット(Polkadot)は、新たなWeb世界(Web3.0)の実現を目指している
- ポルカドット(Polkadot)はイーサリアムと競合する性能がある
- 「Efinity」や「PolkaCover」のようなプロジェクトの進捗によって価格が変動する可能性がある
- ポルカドット(Polkadot)を購入するのにおすすめの取引所は「bitFlyer(ビットフライヤー)」
- bitFlyer(ビットフライヤー)なら、1円という少額からポルカドットへの投資を始めることができる
ビットコイン取引量6年連続No.1!(※)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)

また、ポルカドット以外にもおすすめの仮想通貨について詳しく知りたい方は「仮想通貨おすすめ銘柄6選!これから伸びる可能性のあるコインは?」も参考にしてください。
この記事の目次
仮想通貨(暗号資産)ポルカドット(Polkadot)とは?時価総額やコインの発行枚数を紹介!
ティッカーシンボル | DOT |
---|---|
1ポルカドット(DOT)あたりの価格 | 約2,200円(※2022年3月執筆時点) |
取り扱い開始 | 2020年5月 |
発行上限 | 上限なし |
ポルカドット(DOT)は、新たなWeb世界(Web3.0)の実現を目指すブロックチェーンです。また、このブロックチェーン上で扱われるトークンを「DOT」になります。
ポルカドットは、異なるブロックチェーンの相互運用を目指している点も特徴的です。
また、2022年6月時点のニュースで、リキッドステーキングが可能になったと報道されました。これにより、通常のステーキングと並行して代わりとなるトークンをDeFiで運用できるようになりました。
ポルカドット(Polkadot)の特徴6選
ポルカドットには、以下のような特徴があります。
ポルカドット(Polkadot)の特徴
これらの特徴を理解することで、ポルカドットの動向が予想しやすくなるでしょう。
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
異なるブロックチェーンと相互運用が可能である
ポルカドットの特徴の1つとして、異なるブロックチェーンとの相互運用が可能である点があります。
ポルカドットのブロックチェーン機能によって、異なるブロックチェーンを相互に結び付けることができ、この特性をインターオペラビリティと呼びます。
現在仮想通貨に用いられているブロックチェーン技術の多くは相互に結びつきができないケースが多いため、取引所などを介して基軸通貨を用いることで取引が行われています。
ポルカドットの相互運用技術に期待されているのは、この点の克服です。
異なるブロックチェーン間に互換性を持たせることで、取引所の必要性を軽減・除去できる可能性があります。
仮にこの相互運用技術が完全に実現すれば、仮想通貨の取引の様子は大きく変化するでしょう。

セキュリティ機能を追求している
セキュリティ機能を追求していることも、ポルカドットの特徴の1つです。
多くのブロックチェーン技術においては、小さなチェーンごとに個別のセキュリティプログラムが必要とされています。
しかし、ポルカドットはネットワーク上にセキュリティプログラムを保管し、それをブロックチェーン全体で共有して活用しています。
これにより、少ない作業コストで全体にセキュリティプログラムを行き渡らせることが可能です。また、外部からの攻撃に対する安全性も確保しやすくなっています。

通貨の保有者であればガバナンス参加の資格が得られる
通貨の保有者であればガバナンス参加の資格が得られる点も、ポルカドットの特徴といえます。
ガバナンスとは、仮想通貨の運営方法や開発方針を決定することを言います。ガバナンスによって決定される事項としては、例えば次のようなものがあります。
ガバナンスの例
- ブロックチェーンの管理
- 手数料の調整、決定
- アップデートの管理
ポルカドットのガバナンス権利は、ポルカドットの保有者全員に認められています。
これはガバナンストークンのような特殊トークンではなく、通常のポルカドットに対して付与されている権利です。そのため分散性が高い仕組みであると言えます。
並列するブロックチェーンで処理ができる
並列のブロックチェーンで処理ができるのも、ポルカドットの特徴です。
ポルカドットでは独自の技術を活用することで、並列した複数のブロックチェーンでまとめて処理を行うことが可能です。
仮想通貨の問題の1つに、スケーラビリティ問題があります。これはブロックチェーンに処理が集まりすぎてしまうことで、手数料や取引速度に問題が発生してしまうことです。
ポルカドットが実現している上記の並列処理は、この問題を解決するのに有効な対策であるとされています。
スケーラビリティ問題には一定の注目が集まっており、この点が対策されているのは強みであると言えるでしょう。

ブロックチェーンを開発しやすい
新規にブロックチェーンを開発しやすいことも、ポルカドットの特徴の1つです。
ポルカドットは、サブストレート(Substrate)という開発のための枠組み(フレームワーク)を公開しています。サブストレートを用いて開発されたブロックチェーンは、ポルカドットのブロックチェーンとCompatibility(互換性)を持ちます。
そのため、サブストレートを利用した開発が盛んに行われるほど、ポルカドットの相互運用性は高まっていくといえるでしょう。
またサブストレートを利用すれば、通常ブロックチェーン開発に必要とされる通信規則の作成工数をカットすることも期待できます。

海外の取引所ではステーキング報酬がもらえる
ポルカドットには、海外の取引所でステーキング報酬が貰える可能性があるという特徴もあります。
ステーキング報酬とは、通常の売買によるものではなく通貨を保有することで得られる報酬のことで、銀行預金のように利率が定められています。
そのため、長期的にポルカドットを保有していれば継続的な利益が期待できる方法と言えます。
ただし、ステーキングしている期間は引き出しが不能であるため、値下がり等のリスクが伴うことには注意が必要です。
また、海外取引所での取引は金融庁の認可がないこと、セキュリティ上のリスクがあることなどから当サイトでは非推奨とさせて頂いております。
ポルカドット(Polkadot)の今後の将来性を予想するポイント2選
ポルカドット(Polkadot)の今後の将来性を予想するには、以下のようなポイントがあります。
ポルカドット(Polkadot)の今後の将来性を予想するポイント
各ポイントについて理解することで、ポルカドットの将来性がより予想しやすくなります。
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
進行中のプロジェクトの進捗
ポルカドット(Polkadot)の今後の将来性を予想するポイントの1つに、進行中のプロジェクトの進捗状況があります。
現在進行中のプロジェクトの例としては、以下のようなものがあります。
進行中のプロジェクト
それぞれのプロジェクトについて理解することで、ポルカドットの目指す目標をより鮮明に把握することができるでしょう。
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきます。
Efinity
進行中のプロジェクトの1つに、Efinityがあります。
Efinityとは、Enjinによって進められているブロックチェーン開発プロジェクトです。
ポルカドットの技術を利用し取引にかかる処理コストを低減することで、高速で簡潔な取引の実現が期待されています。
PolkaCover
PolkaCoverもポルカドットに関連して進行中のプロジェクトです。
PolkaCoverとは、分散型金融(DeFi)資産に対して保険の適用を行うことを目的としたプロジェクトです。
こちらも新たな進展があれば、ポルカドットの将来性に少なからず影響がある可能性があります。
PolkaBTC
PolkaBTCも現在進行中のプロジェクトの1つです。
PolkaBTCとは、ポルカドットに互換性のある「PolkaBTC」を発行、利用を目指すプロジェクトです。
こちらは、非中央集権化を実現するためのプロジェクトであると言えます。

イーサリアムキラー(競合)の性能
ポルカドットの今後の将来性を予想するポイントには、イーサリアムキラー(競合)としての性能があります。
イーサリアムはビットコインなどと並んで現在主要な仮想通貨の1つです。ポルカドットはこのイーサリアムが課題とする一部の問題を解決できる可能性があります。
競合する通貨に対して、より優れた技術の開発などポルカドットの優位性が確保されれば、将来性は有望な可能性があるでしょう。
もちろん、この逆のことも言えるため、競合通貨の動向には注意を払う必要があります。

ポルカドット(Polkadot)のこれまでの価格推移は?チャートで分析!
チャートを確認すると、2021年5月に約50ドル、11月に約55ドルの高値をつけていますが、価格下落ののち2022年3月執筆時点では18ドル台前後で落ち着いています。
今後進行中のプロジェクトの進捗や競合する通貨の動き、扱う取引所の増加によっては、値上がりする可能性もあるでしょう。
なお、2022年6月執筆時点で、国内取引所のBTCBOXがポルカドットの取り扱いを発表しています。
ポルカドット(Polkadot)を購入できる取引所
bitFlyer(ビットフライヤー) | GMOコイン | BITPoint(ビットポイント) | |
ポルカドットに関する特徴 | 1円相当の少額から購入できる | 最短当日中にポルカドットを購入できる場合もある | 500円相当からポルカドットを購入できる |
取引手数料(DOT) | ・販売所:スプレッド | ・販売所:スプレッド | ・販売所:スプレッド |
取り扱い銘柄数 | 14種類 | 20種類 | 12種類 |
送金手数料(仮想通貨) | 0.1DOT | 無料 | 無料 |
詳細 | 公式サイト![]() |
公式サイト![]() |
公式サイト![]() |
bitFlyer(ビットフライヤー)
取り扱い銘柄数 | 14種類 |
---|---|
取引手数料(DOT) | ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 0.1DOT |
最低取引額 | ・販売所:0.00000001 DOT |
bitFlyer(ビットフライヤー)のメリット!
- ポルカドットを1円という少額から取引できる
- 各種手数料が安く抑えられる
- ビットコイン取引量が国内最大級であり、取引所形式での取引がしやすい
ビットコイン取引量6年連続No.1!(※)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
bitFlyer(ビットフライヤー)は、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。
この取引所には、ポルカドットを1円という少額から取引できるというメリットがあります。
大きな資金を準備する必要がないため、取引を始めやすいでしょう。
また、この取引所には、各種手数料が安く抑えられるというメリットもあります。
入出金など各手続きの際に発生する細かい手数料を節約しやすいため、なるべくお得に取引できると言えるでしょう。

ビットコイン取引量6年連続No.1!(※)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
GMOコイン
取り扱い銘柄数 | 20種類 |
---|---|
取引手数料(DOT) | ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料 |
最低取引額 | ・販売所:0.05DOT |
GMOコインのメリット!
- 最短10分で口座開設できるため、ポルカドットをすぐに取引しやすい
- 送金手数料および入出金の手数料が無料である
- 大手GMOインターネットグループが親会社であるため安心感がある
最短10分で簡単に口座開設ができる!
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
この取引所には、最短10分で口座開設できるため、ポルカドットをすぐに取引しやすいというメリットがあります。
取引開始までに多くの時間を必要としない場合もあるので、まずはポルカドット取引を始めたいという人にもおすすめです。
また、この取引所には、送金手数料および入出金の手数料が無料というメリットもあります。
入金などの手続きは一から取引を始める際に必要不可欠で必ず行う手順のため、手数料無料なのは心強いと言えます。

最短10分で簡単に口座開設ができる!
また、GMOコインについて詳しく知りたい方は「GMOコインの評判は?口コミやメリット、デメリットを解説!」や「GMOコインの口座開設方法!本人確認の手順や時間も解説!」も参考にしてください。
BITPoint(ビットポイント)
取り扱い銘柄数 | 12種類 |
---|---|
取引手数料(DOT) | ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料 |
最低取引額 | ・販売所:0.00000001DOT |
BITPoint(ビットポイント)のメリット!
- 500円の少額からポルカドットの取引に対応している
- スマートフォン向けアプリが使いやすい
- 高機能な取引用ツールがブラウザ上で利用できる
取引所形式の取引手数料が無料!
BITPoint(ビットポイント)は、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
この取引所には、500円の少額からポルカドットの取引に対応しているというメリットがあります。
比較的少額から始めることができるため、初心者でも始めやすいでしょう。
また、この取引所には、スマートフォン向けアプリが使いやすいというメリットもあります。スムーズに取引が可能なため、初めてでも無理なく取引を進められるでしょう。

取引所形式の取引手数料が無料!
また、BITPointについて詳しく知りたい方は「ビットポイント(BITPoint)の評判・口コミはどう?デメリットやメリット、取り扱い通貨を解説!」も参考にしてください。
ポルカドット(Polkadot)の具体的な買い方の手順
それでは、ポルカドット(Polkadot)の具体的な買い方の手順について解説していきます。
具体的な手順は以下の通りとなっています。
それでは、各手順について詳しく見ていきましょう。
手順①ポルカドットの取り扱いのある取引所の口座を開設する
始めに、ポルカドットの取り扱いのある取引所の口座を開設します。
その際、例としてbitFlyerでは、本人確認書類として次のようなものが必要となります。
本人確認書類の例
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- パスポート
例示したものがどれか1点だけでもあれば問題ありません。
また運転免許証か個人番号カードがあれば、クイック本人確認で素早く手続きを完了することができます。
この時に口座を開設した取引所で取引を行いますので、取引所選びは口座開設の前に済ませておきましょう。
また、おすすめの仮想通貨取引所について詳しく知りたい方は「仮想通貨・ビットコイン取引所おすすめ11選|日本の取引所を比較」も参考にしてください。
手順②開設した口座に日本円を入金する
次に、開設した口座に日本円を入金します。
この日本円は、ポルカドットを購入する際に必要となる資金です。そのため金額は、自分の予算や取引量に合わせて決めましょう。
また、入金方法が複数ある場合があります。手数料が異なることもあるため、各取引所公式サイトなどでよく確認すると良いでしょう。
例としてbitFlyerでは、次のような方法があります。
入金方法の例
- 銀行振込
- クイック入金(インターネットバンキングで入金)
- コンビニ入金
手順③取引所か販売所にてポルカドットを選択する
次に、取引所か販売所にてポルカドットを選択します。
仮想通貨取引所によっては、多くの通貨があり戸惑うかもしれません。ポルカドットのティッカーシンボルは「DOT」ですので、間違えないように気を付けましょう。
また、同じ仮想通貨取引所でも、取引所形式と販売所形式で取り扱い銘柄が異なる場合は珍しくありません。
見つからない場合は、取引形式を間違えていないか確認しましょう。また、自分の取引したい形式で取り扱いがあるのかは、事前にチェックしておくとよいでしょう。
手順④数量を選択して購入する
最後に、数量を選択して購入します。これにて購入の手順は完了です。
この時、販売所形式での取引ではスプレッドと呼ばれる売買差額が発生します。購入価格と売却価格の差額が実質的な手数料となるため、この点はよく確認しましょう。
また、価格も常に変動しているため、購入のタイミングはしっかりと見極めましょう。
また、ポルカドットの買い方や始め方についてさらに詳しく知りたい方は「ビットコイン・仮想通貨の始め方|初心者向けにやさしいやり方を解説!」、「ビットコイン、仮想通貨の買い方・購入方法を解説!」も参考にしてください。
この記事の監修者

佐野 孝矩
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
趣味で取得した資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中。
保有資格:しかくのいろは応用情報技術者・情報処理安全確保支援士・日商簿記2級・FP2級 など
保有資格
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