仮想通貨ネム(XEM)とは?今後の将来性、取引所、買い方・購入方法も紹介!



ネム(NEM/XEM)についてこのようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事ではネム(NEM/XEM)について、特徴や購入方法、シンボル(XYM)との関係についても詳しく紹介していきます。
この記事のまとめ
- ネム(NEM/XEM)は承認方式やセキュリティ機能などに特徴のある仮想通貨(暗号資産)である
- また、ハーベストによる報酬を受け取れることや自由なICOができることも特徴として挙げられる
- 進行中のプロジェクト「mijin」の動向やDeFi・NFT領域との連携が今後の将来性を予想するポイント
- ネム(NEM/XEM)購入には「Coincheck」がおすすめ
- 「Coincheck」では500円からネム(NEM/XEM)を購入できる
国内最多級の取り扱い通貨数!

また、ネムに限らずおすすめの仮想通貨について詳しく知りたい方は「仮想通貨おすすめ銘柄6選!これから伸びる可能性のあるコインは?」も参考にしてください。
この記事の目次
仮想通貨(暗号資産)ネム(NEM/XEM)とは?特徴を解説
ティッカーシンボル | NEM |
---|---|
1NEM/XEMあたりの価格 | 12.85円(※2022年3月執筆時点) |
取り扱い開始 | 2015年4月 |
発行上限 | 89億9999万9999枚 |
ネム(NEM/XEM)は、2015年4月に取り扱いが開始された仮想通貨(暗号資産)です。
ネム(NEM/XEM)の特徴として以下があります。
ネム(NEM/XEM)の特徴
それぞれ詳しく見ていきましょう。
独自の承認方式を採用している
ネム(NEM/XEM)の特徴として、独自の承認方式を採用している点があります。
ネム(NEM/XEM)の取引の承認方式にはPoI(Proof of importance)が採用されています。Polとはネム(NEM/XEM)の保有量や保有期間によってマイニングのしやすさが決まる仕組みです。
一方でビットコイン(BTC)の承認方式は、コンピュータの性能の高さによってマイニングのしやすさが決まるPoW(Proof of Work)が採用されています。
上記から、PoI(Proof of importance)はスペックの高いコンピュータを必要としない、誰でも平等にマイニングの機会を得やすい仕組みであると言えます。

セキュリティ機能を追求している
ネム(NEM/XEM)の特徴として、セキュリティ機能を追求している点もあります。
ネム(NEM/XEM)のセキュリティには「Eigen Trust++」というシステムが改良されたものが取り入れられています。
このシステムは、参加しているコンピューター同士が監視しあう仕組みであり、悪質なものが介入すれば、削除される仕組みです。
海外の一部の企業では、ネムのセキュリティ性を評価しており、この特徴はネムの強みと言えるでしょう。
政府機関と提携・協力している
ネム(NEM/XEM)には、政府機関と提携・協力しているという特徴もあります。
ネム(NEM/XEM)はマレーシアやアラブ首長国連邦、ドバイなど各国の機関と連携しています。
マレーシアのMDEC公社は、ブロックチェーン技術の人材に対する需要を満たすために、IT関連のフリーランサーを対象とした短期就労ビザの取得プログラムを発表した。
権威性のある政府機関との連携はネム(NEM/XEM)にとって追い風になる可能性があると言えるでしょう。

ハーベストにより報酬を受けられる
ネム(NEM/XEM)の特徴として、ハーベストにより報酬を受けられる点もあります。
ハーベストとはマイニングに相当する、新しいネム(NEM/XEM)を生み出す作業です。
マイニングは基本的に早いもの勝ちのため、性能の高いパソコンでマイニングをできる人・企業が有利になります。
一方でハーベストは、一定のアルゴリズムに則りランダムに報酬が支払われるため、比較的平等と言えます。
加えてハーベストは、ネムの保有量や保有期間によって報酬をもらえる確率が高くなりやすいため、ネム(NEM/XEM)への貢献度が高いほど有利になると言えます。
なお、ハーベストはネム公式のウォレットに一定期間預けることで権利を得られます。
処理が高速である
ネム(NEM/XEM)の特徴として、処理が高速である点もあります。
ネム(NEM/XEM)は約60秒ほどで1つのブロック生成が可能です。ビットコイン(BTC)は1つのブロック生成に約10分かかると言われているため、約10倍の速度と言えます。
ブロック生成の早さはブロックチェーン技術が普及する上で重要なポイントのため、処理の速いネム(NEM/XEM)は期待できると可能性もあります。
個人で自由にICOが可能である
ネム(NEM/XEM)には、個人で自由にICOが可能であるという特徴もあります。
ICOとは独自のトークンを発行し、売り出すことで資金を集める方法です。ネム(NEM/XEM)のブロックチェーン上では誰でも個人で自由にICOが可能となっています。
ネム(NEM/XEM)を利用したICOが広まればネム(NEM/XEM)自体の価値も高くなる可能性があるでしょう。

ネム(NEM/XEM)は今後どうなる?将来性を解説
ネム(NEM/XEM)の今後や将来性には、以下のポイントがあります。
ネム(NEM/XEM)の今後についてのポイント
上記を押さえておくことで、今後の動向を把握しやすくなります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
プロジェクト「mijin」の動向
ネム(NEM/XEM)の今後を判断するポイントには、プロジェクト「mijin」の動向があります。
「mijin」とは、ネム(NEM/XEM)のブロックチェーン技術を利用したプライベートチェーンのことです。
「mijin」をさまざまな分野へ活用するプロジェクトが進められており、2022年3月執筆時点で数百社で利用されています。
「mijin」の進捗や認知度によってネム(NEM/XEM)の価値も高くなる可能性があるでしょう。
新規発行の予定がない
ネム(NEM/XEM)は、新規発行の予定がない点もポイントです。ネム(NEM/XEM)は発行上限に達しているため、新規発行の予定がありません。
そのため、ネム(NEM/XEM)は今後希少性が薄れる可能性は比較的低いと言えます。

公証領域への活用
ネム(NEM/XEM)の今後について、公証領域への活用があります。
公証とは第三者の承認が必要な公文書であり、代表的な公証として土地の所有権や債権などがあります。
ネム(NEM/XEM)のブロックチェーン技術により、データが書き換えられる可能性を低くし、低コストで公証の作成を可能にできることが期待されています。
現状では実物の紙で扱われることが多いですが、ブロックチェーン技術の公証への活用が一般的になれば、ネム(NEM/XEM)の価値も高まる可能性があるでしょう。
ネム(NEM/XEM)のシンボル(XYM)とは?
ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の関係を知る上で、以下のポイントがあります。
ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の関係を知る上でのポイント
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シンボル(XYM)の概要
シンボルは、カタパルトアップデートによりネム(NEM/XEM)からシンボル(XYM)へ名称が変わりました。
具体的には、プラットフォームの名称が「ネム」から「シンボル」へ改名されています。
「ネム」で使われていた通貨はゼム(XEM)でしたが、「シンボル」ではジム(XYM)が使われています。
ネム保有者にオプトイン・付与された
シンボル(XYM)は、ネム保有者にオプトイン・付与されました。
ネム(NEM/XEM)を保有している人に対して、「シンボル」のトークンであるジム(XYM)が、1ネム(NEM/XEM)あたり、1ジム(XYM)で付与されました。
例えば、コインチェックでは2022年の2月にネム(NEM/XEM)保有者へジム(XYM)の自動配布が行われています。
ジム(XYM)の配布後は一時的に価格が下がりましたが、これはオプトイン目的の人たちが配布後にネム(NEM/XEM)を手放したためであると言われています。
DeFiやNFT市場から期待されている
シンボル(XYM)の特徴には、DeFiやNFT市場から期待されている点があります。
ネム(NEM/XEM)がアップデートされたシンボル(XYM)は、非中央集権型のアプリを開発できるプラットフォームとの連携を行いました。
分散型のアプリは、分散型金融システム(DeFi)でも関心が高いため、シンボル(XYM)のDeFi領域への参入がしやすくなったと言えます。
また、NFT市場への参入に向けてさまざまな開発も行われています。
今後、DeFiやNFT領域へ本格的に参入することでシンボル(XYM)の注目度も高くなる可能性があるでしょう。

ネム(NEM/XEM)の価格予想!10,000円、20,000円になる?現在のチャートを解説
2022年3月に入ってから下落し、0.1USDほど値下がりしています。今後、mijiのプロジェクトの動向やさまざまな領域への活用によっては値上がりする可能性もあるでしょう。
ネム(NEM/XEM)を購入できる取引所
コインチェック(Coincheck) | DMM Bitcoin | bitFlyer | GMOコイン | |
ネムに関する特徴 | 比較的少額からわかりやすいアプリで取引できる | ネムのレバレッジ取引に対応している | 最短即日でネムを購入できる | ネムを取引所形式で購入できる |
取引手数料(NEM/XEM) | ・販売所:スプレッド | ・BitMatch:BitMatch手数料(※通貨により異なる) ・販売所:スプレッド |
・取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: BTC) ・販売所:スプレッド |
・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
取り扱い銘柄数 | 17種類 | 14種類 | 14種類 | 20種類 |
送金手数料(仮想通貨) | 1.0 XYM | 無料 | 3 XEM | 無料 |
詳細 | 公式サイト![]() |
公式サイト![]() |
公式サイト![]() |
公式サイト![]() |
コインチェック(Coincheck)
取り扱い銘柄数 | 17種類 |
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取引手数料 | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 1.0 XYM |
最低取引額 | ・取引所:500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所:500円(0.001BTC以上) |
Coincheckのメリット!
- ネム(NEM/XEM)を500円から購入できる
- ネム(NEM/XEM)の送金手数料が安い
- その他さまざまなアルトコインを取引できる
国内最多級の取り扱い通貨数!
Coincheckは、がコインチェック株式会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
この取引所には、500円からネム(NEM/XEM)を購入できるというメリットがあります。
そのため、資金が少ない方でも少額からネム(NEM/XEM)を購入することが可能です。
またこの取引所には、取引アプリが使いやすいというメリットもあります。
アプリダウンロード数は国内最多クラスを誇っており、比較的評価も高いため、初めてネムを取引するような方でも迷わず購入しやすいでしょう。

国内最多級の取り扱い通貨数!
DMM Bitcoin
取り扱い銘柄数 | 14種類 |
---|---|
取引手数料 | ・BitMatch:BitMatch手数料(※通貨により異なる) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料 |
最低取引額 | ・販売所:1,000XEM |
DMM Bitcoinのメリット!
- ネム(NEM/XEM)のレバレッジ取引が可能である
- ネム(NEM/XEM)自体を購入せずに、ネム(NEM/XEM)レバレッジ取引が取引ができる
- さまざまなアルトコインのレバレッジ取引ができる
多くのアルトコインのレバレッジ取引に対応!
DMM Bitcoinは、株式会社 DMM Bitcoinが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
この取引所には、ネム(NEM/XEM)のレバレッジ取引が可能というメリットがあります。
少ない資金でも、ネムの価格変動を利用して大きなリターンを狙える可能性があるでしょう。
またこの取引所には、ネム(NEM/XEM)自体を購入せずに、ネム(NEM/XEM)レバレッジ取引ができるというメリットもあります。
ネム以外の仮想通貨(暗号資産)を証拠金として利用できるため、保有している仮想通貨(暗号資産)の日本円への換金などの手間を省いてレバレッジをかけることも可能です。

多くのアルトコインのレバレッジ取引に対応!
また、DMM Bitcoinについて詳しく知りたい方は「DMMビットコインの評判は?取り扱い通貨や安全性、メリットも解説!」や「DMMビットコインの手数料は高い?出金・出庫・送金などの手数料を解説!」も参考にしてください。
bitFlyer
取り扱い銘柄数 | 14種類 |
---|---|
取引手数料 | ・取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: BTC) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 3 XEM |
最低取引額 | 0.000001 XEM |
bitFlyerのメリット!
- 最短10分で口座開設ができるため、ネム(NEM/XEM)をすぐに購入しやすい
- 0.000001 XEMからネム(NEM/XEM)を取引できる
- メガバンクが出資している安心感がある
ビットコイン取引量6年連続No.1!(※)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
bitFlyerは、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
この取引所には、最短10分で口座開設ができるため、ネム(NEM/XEM)をすぐに購入しやすいというメリットがあります。
購入までが比較的早くなる場合もあるため、購入したいと思ってすぐにネム(NEM/XEM)を売買できるケースもあるでしょう。
またこの取引所には、0.000001 XEMからネム(NEM/XEM)を取引できるというメリットもあります。
約1円相当の少額から取引が可能なため、お試しでネム(NEM/XEM)を購入することも可能です。

ビットコイン取引量6年連続No.1!(※)
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
GMOコイン
取り扱い銘柄数 | 20種類 |
---|---|
取引手数料 | ・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料 |
最低取引額 | 1 XYM / 回 |
GMOコインのメリット!
- ネム(NEM/XEM)の現物取引が取引所形式でできる
- 国内最多級の20種類の銘柄数を誇る
最短10分で簡単に口座開設ができる!
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨(暗号資産)取引所です。
この取引所には、ネム(NEM/XEM)の現物取引が取引所形式でできるというメリットがあります。
販売所と比較して割安な取引になりやすいため、比較的コストを抑えながらネム(NEM/XEM)の取引が可能です。
またこの取引所には、国内最多級の20種類の銘柄数を誇るというメリットもあります。
多くの銘柄を取り扱っているため、豊富な種類から取引する通貨を選ぶことが可能です。

最短10分で簡単に口座開設ができる!
また、GMOコインについて詳しく知りたい方は「GMOコインの評判は?口コミやメリット、デメリットを解説!」や「GMOコインの口座開設方法!本人確認の手順や時間も解説!」も参考にしてください。
仮想通貨(暗号資産)ネム(NEM/XEM)の買い方
仮想通貨(暗号資産)ネム(NEM/XEM)の買い方は以下の通りです。なおここでは、一例としてCoincheckでの買い方を紹介します。
下記手順に沿って進めることで、比較的スムーズにネム(NEM/XEM)を購入できます。
ネムの買い方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①取引所で口座開設をする
まずは、仮想通貨(暗号資産)取引所(Coincheck)で取引口座を開設します。
口座開設にあたって、本人確認書類として以下いずれかの書類が必要となります。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書(交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
初めに公式サイトへアクセスし、口座開設を申し込みます。
必要情報として氏名や住所、職業などを入力し、最後に本人確認書類を提出します。
必要情報や本人確認書類に不備があると口座開設できない場合もあるため、注意しましょう。
国内最多級の取り扱い通貨数!
なお、おすすめの仮想通貨取引所について詳しく知りたい方は「仮想通貨・ビットコイン取引所おすすめ11選|日本の取引所を比較」も参考にしてください。
②日本円を入金する
口座開設が完了したら、日本円を入金します。Coincheckの場合、500円から入金が可能です。
なお入金手数料として以下が必要になります。
入金方法 | 入金手数料 |
---|---|
銀行振込 | 無料(振込手数料は負担) |
コンビニ入金 | 770~1,018円 |
クイック入金 | 770~1,018円(※50万円以上 入金金額×0.11% + 495 円) |
③ネム(NEM/XEM)を購入する
日本円の入金が完了したら、ネム(NEM/XEM)を購入します。
取引画面の「コインを買う」からネム(NEM/XEM)を選択します。
ネム(NEM/XEM)の数量を指定し、「購入する」を選択すればネム(NEM/XEM)を購入できます。
国内最多級の取り扱い通貨数!
また、ネムの買い方や始め方についてさらに詳しく知りたい方は「ビットコイン・仮想通貨の始め方|初心者向けにやさしいやり方を解説!」、「ビットコイン、仮想通貨の買い方・購入方法を解説!」も参考にしてください。
まとめ
この記事のまとめ
- ネム(NEM/XEM)は承認方式やセキュリティ機能などに特徴のある仮想通貨(暗号資産)である
- また、ハーベストによる報酬を受け取れることや自由なICOができることも特徴として挙げられる
- 進行中のプロジェクト「mijin」の動向やDeFi・NFT領域との連携が今後の将来性を予想するポイント
- ネム(NEM/XEM)購入には「Coincheck」がおすすめ
- 「Coincheck」では500円からネム(NEM/XEM)を購入できる
国内最多級の取り扱い通貨数!
この記事の監修者

佐野 孝矩
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
趣味で取得した資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中。
保有資格:しかくのいろは応用情報技術者・情報処理安全確保支援士・日商簿記2級・FP2級 など
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