仮想通貨(ビットコイン)のレンディングとは?仕組みを解説!レンディングにおすすめの取引所を比較
この記事では仮想通貨(暗号資産)のレンディングについて、概要やおすすめの取引所の選び方などを解説していきます。
この記事のまとめ
- レンディングは保有している仮想通貨(暗号資産)を取引所を介して、第三者に貸し出すことで報酬を受け取る仕組み
- 仮想通貨(暗号資産)の売買による取引よりも比較的安定した運用が期待できる
- 少額から始めることも可能なため初心者の方でも始めやすい「仮想通貨で儲かる可能性のある方法」の1つ
- 仮想通貨(暗号資産)のレンディングは「Coincheck」がおすすめ
- Coincheckではレンディングを行う期間を14日間(※1)から選択できて、初めての方でもはじめやすいのレンディング運用ができる
- また、最大年率5%(※2)と比較的高い利率でレンディング運用できるため、初心者向けの仮想通貨の始め方の1つとしてもおすすめ
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
なお、すでにCoincheckの口座を開設している方の場合は、以下で仮想通貨のレンディングを行うこともおすすめです。
取引所名 | 特徴 | 口座開設キャンペーン(※1) |
---|---|---|
BITPoint |
・比較的マイナーなアルトコインも取引できる ・レンディングのシミュレーションツールも提供している |
新規口座開設で1,000円相当のビットコインをプレゼント |
GMOコイン |
・少額からレンディングの運用ができる ・レンディングの年利が最大10%(※2)と比較的高い |
ー |
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
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仮想通貨(暗号資産)のレンディング(lending)とは?意味と仕組みを解説
仮想通貨(暗号資産)のレンディング(lending)とは、仮想通貨(暗号資産)を取引所を通じて第三者に貸し出すことで報酬をもらう仕組みです。
レンディングでは、貸し出している個人が取引所を経由して、銀行預金の利子のような形で報酬を受け取れます。レンディングは仮想通貨のレバレッジ取引があることで、必要になる仕組みです。
また、レンディングの利率は仮想通貨取引所によってさまざまですが、年率数パーセントになるものもあり、一般的な銀行の普通預金などよりも利回りが高くなる傾向にあります。
なお、レンディングは誰でも利用できるわけではなく、取引所による審査が行われる点も押さえておきましょう。
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリット
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリットとして以下があります。
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリット
レンディングを利用する前に各種メリットを押さえておくと、実際に利用すべきか検討しやすいでしょう。それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
知識が少ない仮想通貨初心者でも始めやすい
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリットの1つは、仮想通貨に関する知識や取引経験の少ない仮想通貨初心者でも始めやすいことです。
レンディングとは、自分が保有する仮想通貨を取引所に貸し出すことで一定の割合の貸借料が得られる仕組みのことです。
自分で頻繁に取引をすることなく、取引所に貸し出すことで完了するため、値動きの予想など仮想通貨を取引する上での知識が少ない方でも始めやすい可能性があるでしょう。
一般的にレンディングは、長期的に取引を継続しておくことで利益を得る取引方法となる傾向にあります。
短期的な保有では大きな利益は見込めないことが多いです。
少額から始められる場合がある
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリットの1つは、比較的少額から始められる場合があることです。
仮想通貨取引所の中には、10,000円相当額から仮想通貨が貸し出しできる取引所があります。
比較的少額から仮想通貨取引ができる取引所を利用することで、初心者の方でも少額で仮想通貨取引を始められる可能性があるでしょう。
少額から始められる仮想通貨取引所は以下のような取引所があります。
取引所 | 最低貸出可能額(※) |
---|---|
コインチェック | 10,000円相当額 |
GMOコイン | 10万円程度 |
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
なお、国内取引所の中には、レンディングを取り扱っていない取引所もあるため注意しましょう。
また、取引所によって貸し出しの最低金額も異なるため、口座を開設前に確認しておくことも重要です。
比較的安定した運用ができる場合がある
貸仮想通貨サービス・レンディングは、比較的安定した運用ができる場合がある点もメリットです。
仮想通貨取引には価格変動による損失リスクが伴います。
レバレッジを掛けたトレードでは、少しの価格変動で大きな損失を被ってしまうケースもあるでしょう。
しかし、レンディングは現物を保有するため、レバレッジを掛けた取引よりも損失を被りにくいと言えます。
また、短期トレードを行うよりも比較的長期目線での運用がしやすい傾向もあります。
銀行預金よりも利率が高いケースが多い
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリットとして、銀行預金よりも利率が高いケースが多い点もあります。
レンディングの利率は、1~5%などに設定されている一方、一般的な銀行預金は、1%にも満たないことが多いです。
そのためレンディングは、銀行預金よりも利率が高くなるケースが多いと言えます。仮想通貨(暗号資産)のレンディングと銀行預金の利率を比較すると以下の通りです。
貸出先・預金先 | コインチェック | A銀行 |
---|---|---|
利率 | 最大年率 5.0%(※) | 0.001% ※銀行の利率は、あくまで目安です。 |
※2024年9月時点 公式サイトに記載
上記からもわかる通り、年率を比較すると取引所の方が高くなる傾向にあります。ただし、レンディングサービスも価格の下落が連続すると、損をしてしまうケースもあります。
貸した仮想通貨の持ち逃げリスクが少ない
貸仮想通貨サービス・レンディングのメリットとして、貸した仮想通貨の持ち逃げリスクが少ない点もあります。
レンディングは仮想通貨(暗号資産)取引所を仲介して貸し出しを行うサービスです。
そのため、個人同士の貸し借りよりも持ち逃げされるリスクが少ないと言えます。
仮に個人間で仮想通貨の貸し借りをすると、返済されないなどの人為的なトラブルが発生することもありますが、取引所を仲介して行うことでトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
貸仮想通貨サービス・レンディングのデメリット・リスク
貸仮想通貨サービス・レンディングのデメリットには以下があります。
貸仮想通貨サービス・レンディングのデメリット
デメリットまで詳しく知ることで、納得したうえでレンディングを始めやすくなります。それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。
損失リスクがある
レンディングのデメリットに、損失リスクがあります。具体的に損失が発生するケースは、以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
価格変動により損失を出すケース
レンディングの損失リスクとして、価格変動により損失を出すケースが考えられます。
仮想通貨を貸し出した際の価格と、契約満期になった際の価格は異なるケースがあります。
仮想通貨を貸し出している間は売却ができないため、貸出期間中に価格が下がってしまうと、価格変動により損失を被ることになるでしょう。
取引所が破綻してしまうケース
レンディングの損失リスクとして、取引所が破綻してしまうケースも考えられます。
レンディングは、取引所が破綻すると貸し出した仮想通貨が返却されないことが多いです。
例えば、コインチェックの公式サイトでは無担保契約でリスクが利用者にある旨の記載があります。
貸暗号資産サービスをご利用いただくに当たり、当社と締結いただく契約は「消費貸借契約」であり、無担保契約です。従って、当社が破綻した際は、お客様の貸付けた暗号資産が返還されないなどのリスクを負うことになります。
そのため、ご自身の資金を全額レンディングに利用するなどは避けると良いでしょう。
取引所がサイバー攻撃に遭うケース
仮想通貨サービス・レンディングのデメリット・リスクには、取引所がサイバー攻撃に遭うケースが考えられます。
仮想通貨取引所は過去にサイバー攻撃によって、仮想通貨が盗まれる被害が発生する可能性もあります。
日本の銀行などと異なり、保証の仕組みがしっかりと作られていない場合もあるため、理解しておきましょう。
取引所においての保証がない場合は、基本的には預けていた仮想通貨はすべて失うことになります。
過去のサイバー攻撃の被害としては、日本は7.21億ドルと言われていて、Zaifにおける被害は70億円であったと報告されています。
仮想通貨の保険などのサービスもあるため、高額な仮想通貨を預けている方は利用することも検討しましょう。
三井住友海上火災保険がビットフライヤーと開発した保険では、1,000万円から10億円の補償額を設定しています。
貸し出し中の通貨は解約しない限り売買できない
貸仮想通貨サービス・レンディングのデメリットに、貸し出し中の通貨は解約しない限り売買できない点があります。
先述の通り、レンディングしている間は仮想通貨を売却したり送金したりできません。
そのため、価格変動により損失を被ったり、取引チャンスを逃したりするケースも考えられます。
一方で、あらかじめ資金を動かさないつもりの仮想通貨でレンディングをしたり、取引用の仮想通貨を残しておいたりすることでこの問題は解決できるでしょう。
解約手数料が発生するケースもある
貸仮想通貨サービス・レンディングのデメリットとして、解約手数料が発生するケースもあります。
レンディングは基本的に中途解約できませんが、取引所によっては中途解約できる場合もあります。
しかし中途解約には、解約手数料が必要になる場合が多いです。例えば、GMOコインでは以下のような中途解約手数料が発生します。
満期償還日の5日前の6:00まで中途解約を受付しております。
中途解約をご希望される場合は、会員ページ -【貸暗号資産】-【貸出履歴】-[解約]より「中途解約」をお申し出ください。5営業日後に、解約手数料を差し引いた暗号資産を返却いたします。
※中途解約の場合は貸借料は支払われません。
レンディングは長期目線での投資になるため、中途解約を前提に考えないようにすると良いでしょう。
貸出申請が通らない場合がある
仮想通貨サービス・レンディングのデメリット・リスクは、貸出申請が通らない場合がある点です。
レンディングを利用する際には、貸出申請に通る必要があります。
そのため、レンディングを利用したいと考えていたとしても、貸出申請に通らなければ利用できないということを理解しておきましょう。
貸出申請に通らない主な理由としては、取引所内の貸出上限に達していて、空き枠が出ていない場合です。
ローン審査などのように個人の信用問題というよりは、取引量の制限によってレンディング申請に通らないケースもあります。
できるだけ早く申請を通したい場合は、貸し出し期間を短くすることで申請を通過できる可能性が高まります。
【年利一覧】仮想通貨レンディングの金利・貸出期間・銘柄を比較
取引所名 | BITPoint | Coincheck | GMOコイン | LINE BITMAX | bitbank | BitLending |
---|---|---|---|---|---|---|
最大年率(※1) | 募集ごとに決定 | 5.0% | 10.0% | 8.0% | 5.0% | 10.0% |
貸し出し期間 | 募集ごとに決定 | ・14日 ・30日 ・90日 ・180日 ・365日 |
・1カ月 ・3カ月 |
・30日 | 1年 | 1カ月〜 |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
・取引所:無料(※一部有料) ・販売所:スプレッド |
・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
・取引所(BTC):-0.02%(Maker)、0.12%(Taker) ・販売所:スプレッド |
・取引所(BTC):- ・販売所:- |
取り扱い銘柄数(レンディングの場合)(※2) | 25種類 | 30種類 | 26種類 | 7種類 | 38種類 | 7種類 |
送金手数料(仮想通貨) | 無料(BTC) | 変動手数料制(BTC) | 無料(BTC) | 0.001(BTC) | 0.0006BTC | 0.0005BTC |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
(※1,2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
ビットコイン・仮想通貨(暗号資産)のレンディングにおすすめの取引所
BITPoint
取り扱い銘柄数(レンディング) | 25種類(※2024年9月時点) |
---|---|
年率 | 募集ごとに決定 |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料(BTC) |
最低取引額 | ・取引所:500円 ・販売所:500円 |
BITPointのメリット!
- レンディングシミュレーションがわかりやすい
- 25種類(※)の通貨でレンディングが可能である
- 取引ツールが比較的わかりやすい
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
1,500円相当のビットコイン(BTC)をプレゼント中!
BITPointは、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
BITPointには、25種類(※)の通貨でレンディングが可能であるというメリットがあります。
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
公式サイトでは利回りをシミュレーションできるサービスもあるため、レンディングをした場合の利益が想定しやすいです。
またこの取引所には、取引ツールが比較的わかりやすいというメリットもあります。
専用のスマホアプリの操作性が比較的高いため、初めて仮想通貨取引を行う方でも、始めやすいアプリと言えるでしょう。
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GMOコイン
取り扱い銘柄数(レンディング) | 26種類(※2024年9月時点) |
---|---|
年率 | 最大10% |
取引手数料(BTC) | ・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 無料(BTC) |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC ・販売所:0.00001BTC |
GMOコインのメリット!
- 26種類(※1)の通貨でレンディングが可能である
- 最大年率10%(※2)である
- 口座開設が比較的スムーズである
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
GMOコインには、26種類(※1)の通貨でレンディングが可能であるというメリットがあります。
最大10%(※2)の年率でのレンディングできる通貨もあるため、比較的高い利回りが期待できるでしょう。
また、GMOコインには、口座開設がスムーズにできるというメリットもあります。
かんたん本人確認の利用で、最短10分(※3)での口座開設も可能なため、すぐにレンディングサービスを利用しやすいと言えるでしょう。
(※1~3 2024年9月時点 公式サイトに記載)
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
Coincheck
取り扱い銘柄数(レンディング)) | 30種類(※2024年9月時点) |
---|---|
年率 | 最大5.0% |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 変動手数料制(BTC) |
最低取引額 | ・取引所:500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所:500円(0.001BTC以上) |
Coincheckのメリット!
- 1万円相当額からレンディングできる
- 30種類(※1)の通貨でレンディングできる
- 年率が最大5%(※2)である
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
Coincheckには、30種類(※1)の通貨で1万円相当額からレンディングができるメリットがあります。
取り扱っている全ての通貨がレンディングに対応しているため、さまざまな種類の中から選択してレンディングを始められるでしょう。
また、この取引所には、レンディングの年率が最大5%(※2)というメリットもあります。比較的高い利率でレンディングを利用できるため、あまり知識がない方でも利益を狙える可能性もあります。
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
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LINE BITMAX
取り扱い銘柄数(レンディング) | 7種類(※2024年9月時点) |
---|---|
年率 | 最大8.0% |
取引手数料(BTC) | ・取引所:- ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 0.001 BTC |
最低取引額 | ・取引所:- ・販売所:1円相当額 |
LINE BITMAXのメリット!
- カイア(KLAY)のレンディングに対応している
- LINE Payと連携することで手数料が抑えられる
LINEアプリで簡単に取引できる!
LINE BITMAXは、LINE Xenesis株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
LINE BITMAXには、国内取引所での取り扱いが少ないカイア(KLAY)をレンディングできるというメリットがあります。
30日という比較的短い期間でのレンディングが可能なため、価格の急騰・急落にも対応しやすく、気軽にレンディングサービスを利用できると言えます。
また、LINE BITMAXには、LINE Payと連携することで手数料が抑えられるというメリットもあります。
LINE Payから入金を行って、入金手数料が割安になるため、普段からLINE Payを利用している方はお得に入金することが可能です。
LINEアプリで簡単に取引できる!
bitbank
取り扱い銘柄数(レンディング) | 38種類(※2024年9月時点) |
---|---|
年率 | 最大5.0% |
取引手数料(BTC) | ・取引所(BTC):-0.02%(Maker)、0.12%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(仮想通貨) | 0.0006BTC |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC ・販売所:0.00000001BTC |
bitbankのメリット!
- 38種類(※)の銘柄において、最大5%の利率でレンディングができる
- セキュリティ性能が比較的高い
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
口座開設後の入金で現金1,000円プレゼントキャンペーン中!
bitbankは、ビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
bitbankには、38種類(※1)の銘柄で最大5%(※2)の利率でレンディングができるというメリットがあります。
bitbankでは取り扱いのある銘柄すべてでレンディングを利用できるため、数ある銘柄の中からレンディングをする銘柄を選びたい方におすすめです。
またこの取引所には、セキュリティ性能が比較的高いというメリットがあります。
コールドウォレットやマルチシグにより、第三者機関から高い評価を受けた実績もあるため、セキュリティ面に安心感を持ってレンディングを利用できるでしょう。
(※1~2 2024年9月時点 公式サイトに記載)
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レンディング(lending)をする取引所を選ぶ際に見ておきたいポイント
レンディング(lending)をする取引所を選ぶ際に見ておきたいポイントとして以下があります。
レンディングをする取引所を選ぶ際のポイント
上記のポイントを押さえることで、ご自身がレンディングをする際により便利な取引所を選択しやすくなります。
それぞれの選択のポイントを詳しく見ていきましょう。
利回り・利率
レンディングをする取引所を選ぶ際のポイントとして、利回り・利率があります。
利回り・利率の目安は、レンディングを利用する取引所によって異なります。そのため、多くの利益を得たい方は、利回り・利率の高い取引所を選ぶのも良いでしょう。
本記事で紹介した主要取引所の利回り・利率は以下の通りです。
取引所名 | 利回り・利率(※) |
---|---|
コインチェック | 最大年率 5.0% |
GMOコイン | 最大年率 10.0% |
BITPOINT | 募集毎に固定 |
bitbank | 最大年率 5.0% |
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
また、上記の利回りはあくまで目安です。貸出期間が長くなるほど、最大年率に近づく(年率が高くなる)傾向にありますので、その点も押さえておきましょう。
いくらから始められるか
レンディングをする取引所を選ぶ際のポイントとして、いくらから始められるかという点があります。
最小貸出金額は取引所ごとに異なります。貸出金額が小さいほど、元手が小さくなるため報酬も少ない傾向にありますが、比較的始めやすいというメリットもあります。
この記事で紹介した主要取引所の最低金額は、以下の通りです
取引所名 | 最低貸出金額(※) |
---|---|
コインチェック | 1万円相当額 |
GMOコイン | 10万円程度 |
BITPOINT | 募集毎に決定 |
bitbank | 募集毎に決定 |
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
募集ごとに決定となる取引所も多いため、実際に始めるタイミングで確認すると良いでしょう。
取扱銘柄
レンディングをする取引所を選ぶ際のポイントとして、取扱銘柄があります。
取引所ごとにレンディングできる銘柄数や内容は異なります。そのため、ご自身がレンディングしたい銘柄のある取引所を選ぶと良いでしょう。
主要取引所の銘柄数は、以下の通りです。
取引所名 | 取り扱い銘柄数(レンディング)(※) |
---|---|
コインチェック | 30種類 |
GMOコイン | 26種類 |
bitbank | 38種類 |
BITPOINT | 25種類 |
(※2024年9月時点 公式サイトに記載)
なお、銘柄ごとにレンディングの利率や期間が異なるケースもあるため、事前に確認しておくのが良いでしょう。
取引所の安全性
レンディングをする取引所を選ぶ際のポイントとして、取引所の安全性があります。
先述の通り、レンディングは取引所が破綻すると貸し出している通貨が戻ってこないケースがほとんどです。
そのためレンディングをする際は、取引所が破綻しないか・十分に安全かどうかを確認する必要があります。
安全性の観点から、金融庁の認可を受けて運営されている国内の取引所を選択するのが良いでしょう。
仮想通貨(暗号資産)のレンディングを始める方法
ここからは、 仮想通貨(暗号資産)のレンディングを始める方法を解説します。なお、今回はコインチェックの手順を解説していきます。
これから解説する手順を押さえることで、比較的スムーズにレンディングを始めやすいでしょう。
レンディングを始める方法
それでは、各手順について詳しく見ていきましょう。
①必要書類を準備する
はじめに、口座開設に必要な書類を準備します。
例としてコインチェックでは、以下のような本人確認書類のうちいずれかが必要になります。
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
ただし、現住所が記載されているかも確認されるため、必ず最新のものかチェックしておきましょう。
②口座開設手続きを行う
必要書類が準備できたら、口座開設手続きを行います。
口座開設手続きは基本的にスマートフォン上で完結します。具体的には以下の手続きが必要です。
口座開設を行う手順
- メールアドレスを登録する
- パスワードを設定する
- 本人確認を完了させる
なお、最初に登録するメールアドレスにパスワード設定用のメールなどが届くため、普段よく利用しているアドレスを選択するとスムーズに進みやすいでしょう。
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
③ログインし「コインを貸す」を押す
口座開設が完了したら、まずはログインしましょう。そして左メニューの中から「コインを貸す」を選択して押します。
④貸出期間や銘柄、数量を指定して始める
貸出期間や銘柄、数量を指定してレンディングを始めます。
基本的に貸出期間中は、途中で売却などができないため、慎重に決めるようにしましょう。
仮想通貨レンディングに関するよくある質問
レンディングの利息はビットコインで貰う?
レンディングの利息はドルや円ではなく、対応通貨で貰うことになります。
そのため、ビットコインを貸し出した場合はビットコイン、イーサリアムを貸し出した場合はイーサリアムで貰う仕組みです。
利息を他の種類の仮想通貨や日本円などで受け取れるわけではないため、注意しましょう。
ビットコインを1BTC分レンディングして、1年後に5%の利益が出た場合、0.05BTC分の利息を受け取れることになります。
レンディングは決められた期間貸し出すサービスであるため、急に資金が必要になった場合にも引き出すことはできないため注意しましょう。
レンディングとステーキングの違いは?
レンディングとステーキングの違いは、仮想通貨の預け先です。
どちらも貸仮想通貨にはなりますが、レンディングは仮想通貨取引所などに預ける方法で、ステーキングは仮想通貨のデータベースのネットワーク自体に預ける方法です。
そのため、ステーキングは保有に近いものになります。
似ている仕組みではあるものの、利益が生じる流れも異なっているため、理解しておきましょう。
レンディングの場合は、ビットコインなどの仮想通貨をコインチェックなどの取引所に預けて年率ごとに利益を受け取れる仕組みです。
ステーキングの場合は、テゾス(XTZ)やシンボル(XYM)など一部の通貨が対応しています。
なお、取引所を通してステーキング対象の仮想通貨を保有することのみで、ステーキング報酬が得られる場合があります。
どちらも保有している仮想通貨を貸し出すことで利益を得る仕組みであるため、売買の取引を行う場合と比較してリスクは少ない傾向にあるでしょう。
レンディングの利率はどの時点の金額が基準になる?
レンディングの利息は仮想通貨で貰うため、貸した時の仮想通貨の額を基準に計算されます。
仮想通貨のその時点の価値自体に対して利率が計算されるわけではありません。
そのため、預けた間に通貨自体の価格が変動しても、戻ってくる仮想通貨自体の総数は減ることはないと言えるでしょう。
仮想通貨のレンディングによる利率は、国内であれば1%から高い取引所で5%ほどである場合が多いです。
ただし、預けている期間中は引き出すことができないため、その間に通貨自体の価値が落ちた場合は、利率分増えても結果として損をする可能性はあるため、注意が必要です。
海外の取引所でレンディングすると国内よりも年利が高い?
海外の取引所でレンディングすると国内の取引所でするよりも高い年利が得られる傾向があります。
海外の仮想通貨取引所では、日本の仮想通貨取引所のレンディング利率よりも高く設定されている取引所も存在しています。
そういったレンディングによる利率が大きい取引所を利用することで、保有している資産を賢く運用できる可能性があるでしょう。
日本の取引所のレンディング利率は、年間で1%〜10%ほどで、低めに設定されているものが多い傾向にあります。
例えば、仮想通貨を年率3%でレンディングした場合、1年後には3%の利息を受け取る仕組みです。
海外取引所で90日運用で利率12%で運用できる仮想通貨をレンディングした場合には、運用後に12%の利益を受け取れるものもあります。
しかし、海外取引所は金融庁の認可を得ておらずセキュリティ面などのデメリットがあるため、当サイトでは利用を推奨していません。
この記事の監修者
佐野 孝矩
ファイナンシャルプランナー
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
情報処理安全確保支援士や日商簿記2級、FP2級、応用情報技術者
などの資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中
保有資格
応用情報技術者,情報処理安全確保支援士,日商簿記2級,FP2級
監修者の身元
https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/
専門ジャンル
仮想通貨,プログラミング,資産運用
この記事を書いた人