仮想通貨・ビットコインウォレットおすすめ6選を比較【2024年11月最新】作り方や選び方も解説
この記事のまとめ
- 仮想通貨(暗号資産)ウォレットとは、仮想通貨を管理することに特化したデジタルの財布のようなもの
- 仮想通貨取引の始め方としては、最初に仮想通貨のウォレット口座を開設する必要がある
- 仮想通貨(暗号資産)ウォレットを開設しておくことで、ハッキングの被害を抑えたり取引所のトラブルの影響を小さくしたりすることができる
- ウォレットの種類として、安全性が比較的高い「コールドウォレット」と、取引が簡単な「ホットウォレット」がある
- 取引を頻繁にしない方は「コールドウォレット」がおすすめ
- その中でもおすすめの仮想通取引所ウォレットはCoincheck
- Coincheckは仮想通貨初心者の方でも使いやすいウォレットアプリを提供している
- また、ホットウォレットとコールドウォレットで仮想通貨を管理しているため、安心感を持って利用できる
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
なお、すでにCoincheckの口座を開設している方の場合は、以下の取引所もおすすめです。
取引所名 | 特徴 | 口座開設キャンペーン(※1) |
---|---|---|
BITPoint |
・最短当日(※1)でウォレットが利用開始できる ・メジャー通貨以外のアルトコインも扱っている |
‐ |
GMOコイン
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・少額から積立投資ができる ・最短10分程度(※2)でウォレット口座開設ができる |
- |
(※1~2 2024年10月時点 公式サイトに記載)
各取引所・販売所の掲載順位を、収益・広告費の大小から決定することはありません。記事作成・広告掲載の方針に関してはコンテンツ制作ポリシー、広告掲載ポリシーを参照ください。
【比較】仮想通貨(ビットコイン)ウォレットがおすすめの取引所・アプリ
仮想通貨(ビットコイン)ウォレットがおすすめの取引所・アプリは以下のとおりです。
仮想通貨(ビットコイン)ウォレットがおすすめの取引所・アプリ
- Coincheck(コインチェック)
- BITPoint(ビットポイント)
- GMOコイン
- bitFlyer(ビットフライヤー)
以下の画像では、仮想通貨ウォレットにおける重視したいポイント別におすすめの取引所をまとめています。
Coincheck | BITPoint | GMOコイン | bitFlyer | |
- | ||||
仮想通貨ウォレットの特徴 | 初心者でも使いやすい操作性 | ADA(エイダコイン)やTRX(トロン)の管理が可能 | 最短10分(※)からウォレットの開設が可能 | ログイン時の通知や二段階認証など安全性を追求 |
ウォレットの種類 | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
・取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15% ・販売所:スプレッド |
取り扱い銘柄数(※) | 28種類 | 27種類 | 27種類 | 36種類 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
(※2024年11月時点 各公式サイトに記載)
Coincheck
取り扱い銘柄数 | 28種類(※2024年11月時点) |
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ウォレットの特徴 | ・初心者でも操作しやすいウォレット設計 ・ホットウォレットとコールドウォレットの両方で管理 |
ウォレットの種類 | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
最低取引額 | ・取引所:500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所:500円以上(0.001BTC以上) |
Coincheckのメリット!
- ウォレットのアプリが使いやすく、初めての方でも利用しやすい
- 東証プライム上場企業マネックスグループが親会社のため、安心感がある
- 28種類(※)の通貨で取引ができる
(※2024年11月時点 公式サイトに記載)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
Coincheck(コインチェック)は、コインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
Coincheckはウォレットのアプリが使いやすく、初めての方でも利用しやすいというメリットがあります。
直感で操作できる設計のため、初めて仮想通貨ウォレットを利用する人でも始めやすいでしょう。
また、東証プライム上場企業マネックスグループが親会社のため、安心感がある点も特徴です。
仮想通貨ウォレットも「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の両方で管理しているため、その点でも安心感を持って利用できるでしょう。
(出典:コインチェック)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
Coincheckについて詳しく知りたい方は、「コインチェックの評判はどう?口コミ、評価」も参考にしてください。
BITPoint
取り扱い銘柄数 | 27種類(※2024年11月時点) |
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ウォレットの特徴 | ・ADA(エイダコイン)やTRX(トロン)など比較的マイナーな通貨の管理が可能 ・最短即日でウォレットを利用できる |
ウォレットの種類 | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) |
取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC以上 ・販売所:500円以上(買い注文)、0.00000001BTC以上(売り注文) |
BITPointのメリット!
- 最短当日(※1)でウォレットを利用できる
- 500円以下(※2)の少額から取引可能
(※1~2 2024年11月時点 公式サイトに記載)
最大2,000円相当の暗号資産をプレゼント中!
BITPoint(ビットポイント)は、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
BITPointでは、最短当日(※)でウォレットを利用できます。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
ADA(エイダコイン)やTRX(トロン)、JMY(ジャスミー)なども取り扱っており、メジャーな通貨以外にもそれらの通貨をすぐに取引したい方には便利です。
また、この取引所には500円以上の少額から取引可能というメリットもあります。少額で取引できることで、初心者でも比較的安心感を持って取引できるでしょう。
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また、BITPointのメリットや口コミについてさらに詳しく知りたい方は「ビットポイント(BITPoint)口コミや評判」も参考にしてください。
GMOコイン
取り扱い銘柄数 | 27種類(※2024年11月時点) |
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ウォレットの特徴 | ・最短10分からウォレットの開設が可能 ・初心者から上級者に対応した2つのモードで利用可能 |
ウォレットの種類 | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) |
取引手数料(BTC) | ・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC ・販売所:0.00001BTC |
GMOコインのメリット!
- 最短10分(※)からウォレットや口座の開設が可能
- 送金手数料、入出金手数料が無料
- さまざまな銘柄でステーキングが行える
(※2024年11月時点 公式サイトに記載)
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
GMOコイン特徴には、最短10分(※)から取引の開始(ウォレットの利用)が可能という面があります。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
ウォレットや口座の開設から取引開始までが早いため、すぐに仮想通貨の取引を始めたい場合に活用しやすいです。
また、GMOコインのウォレットは、初心者から上級者まで、誰もに対応しているアプリ設計をしています。
簡単操作で使いやすい「ノーマルモード」と、高機能チャートや便利なアラート機能のついた「トレーダーモード」の2つのモードで利用が可能です。
また、GMOコインでは各種手数料が無料となっています。即時入金や日本円での出金、仮想通貨の送金手数料が無料なため、取引コストを抑えることができます。
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
また、GMOコインについてさらに詳しく知りたい方は「GMOコインの口コミや評判」を参考にしてください。
bitFlyer
取り扱い銘柄数 | 36種類(※2024年11月時点) |
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ウォレットの特徴 | ・ログイン時の通知や二段階認証など安全性を追求 ・独自のセキュリティソフトの導入 |
ウォレットの種類 | ホットウォレット・コールドウォレット(※使い分けあり) |
取引手数料(BTC) | ・取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: BTC) ・販売所:スプレッド |
最低取引額 | ・取引所:0.001BTC ・販売所:0.00000001BTC |
bitFlyerのメリット!
- 主要メガバンクが出資しており、安心感を持ってウォレットの開設ができる
- さまざまな機会でビットコインを獲得できる
口座開設で、2,500円分のビットコインがもらえる!(※)
※ 公式サイトに記載
bitFlyer(ビットフライヤー)は、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。
bitFlyerには、三井住友銀行グループやみずほファイナンシャルグループなどの主要メガバンクが出資するため、ウォレット利用に安心感があるといえます。
セキュリティ面に力を入れており、ログイン時の通知や二段階認証などで安全性を追求しています。
既存のソフトを使用せず独自のセキュリティソフトを構築して導入しているため、より安全性が高いと言えるでしょう。
また、この取引所には、さまざまな機会でビットコインを獲得できる機会があります。
例えば、Tポイントをビットコインに交換することが可能なため、普段の買い物からもビットコインを獲得できると言えるでしょう。
口座開設で、2,500円分のビットコインがもらえる!(※)
※ 公式サイトに記載
また、bitFlyerについてさらに詳しく知りたい方は「bitFlyerの口コミ・評判」を参考にしてください。
【種類別】おすすめの仮想通貨個人ウォレットを紹介
ソフトウェアウォレット|メタマスク
種別 | ソフトウェアウォレット |
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対応可能通貨・トークン | ・イーサリアム(ETH) ・ERCトークン |
対応デバイス | ・PC ・スマホ |
メタマスクのメリット!
- NFTマーケットプレイスやDefiなどの接続ができる
- さまざまなデバイスで利用できる
メタマスクは、イーサリアム系の通貨やトークンなどを保管できる、比較的知名度の高い仮想通貨ウォレットです。
メタマスクはスマホアプリとPCの両方で利用することができるため、利便性が高いです。Webのブラウザに関しても、Google ChromeやEdgeなど、5種類(※)のブラウザに対応しています。
(※2024年10月現在 公式サイトに記載)
また、ソフトウェアウォレットであるため、通貨の送金やトークンの送受信を行う際に手間がかかりにくくなっています。
一方で、いわゆる「ホットウォレット」の該当するため、ハッキングによるセキュリティ面の不安は高くなってしまう点がデメリットです。
ハードウェアウォレット|TREZOR
種別 | ハードウェアウォレット |
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対応可能仮想通貨 | ・ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ライトコイン |
接続方法 | USB接続 |
日本語対応 | あり(日本の正規店もあり) |
TREZORのメリット!
- 初心者用の安価なお試し版を提供している
- ハードウェアウォレットの導入サポートを提供している
TREZORは、海外で販売されているハードウェアウォレットになり、日本においては正規販売代理店の「株式会社 FORTUNE」によって販売されています。
TREZORは海外の製品になりますが、日本語対応をしており、導入サポートも有料にはなりますが提供されています。
また、初回の購入時に1代のみビギナー価格で提供されおり、通常24,800円(税込)から14,800円(税込)で提供中です(※1)。
また、ハードウェアウォレットであるため、セキュリティ面で信頼感を持ちやすいウォレットになります。実際に海外含めて、200万人(※2)の利用者がいることから、信頼性の高さがうかがえます。
(※1,2 2024年10月現在 公式サイトに記載)
仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの個人ウォレットの作り方
ここでは、以下の仮想通貨ウォレットの種類別に、作り方を解説していきます。
取引所ウォレットの場合
取引所ウォレットの作り方として、コインチェックを例に紹介していきます。
1,口座を開設する
口座を作成する手順
- Coincheckの公式サイトから、アプリをダウンロードする
- メールアドレスとパスワードを入力する
- メールアドレスの認証を行う
- 利用規約含む各種重要事項に同意する
- お持ちのスマホでSMS認証を行う
- 氏名や住所、職業など本人情報を入力する
- 運転免許証など必要な書類で本人確認を完了させる
- セキュリティ機能向上のために、二段階認証を実装する
仮想通貨の口座開設の方法を詳しく知りたい場合は、「仮想通貨・ビットコインの口座開設方法を紹介」を参考にしてください。
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
2,入金する
口座開設後に、銀行口座から日本円を入金します。この入金先がいわゆる「ウォレット」になります。
そのため、取引所のウォレットの場合は、基本的には口座開設をすることで仮想通貨ウォレットも開設したことになります。
該当の取引所で取引した通貨をそのまま運用できるため、送金したりする手間を省きやすいです。さらにセキュリティ対策を講じている取引所も多く、安全性といった面でも比較的高いと言えます。
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個人ウォレット
個人ウォレットの例として、メタマスクを例に例に解説していきます。
具体的な手順は以下の通りです。
メタマスクを始める手順
- メタマスクの公式サイトから、アプリをインストールする
- パスワードを設定する
- 説明動画を確認する
- リカバリーフレーズ(12〜24の英単語)を確認する
- リカバリーフレーズを控えておく
- リカバリーフレーズを入力する
リカバリーフレーズは、重要な情報かつ機密性が必要になる情報になります。基本的にはメモのようなオンライン上以外の箇所で控えて、人目に触れないところで安全に保管するのがおすすめです。
また、メタマスク以外のハードウォレットを使用する場合も、基本的な流れは同じになります。相違点として、まずは専用のハードデバイスの購入し、設定を行うことが必要です。
中古のデバイスの場合は、秘密鍵が抜かれるようなセキュリティ面で高いリスクがあるため、信頼できるウォレットの正規品を新品で購入するのがおすすめと言えます。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコインウォレットとは?
仮想通貨(暗号資産)ウォレットとは、仮想通貨を保管・管理することに特化した財布(ウォレット)のことです。
仮想通貨ウォレットについて以下のポイントに分けて詳しく説明します。
仮想通貨ウォレットの仕組みや種類を知ることで自分に合った仮想通貨ウォレットが見つけられます。
それではそれぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
仮想通貨ウォレットは必要?メリットはある?
仮想通貨ウォレットのメリット・必要性は、保有者以外の人から暗号資産を盗まれてしまうことを避けることにあります。
通常、それぞれの仮想通貨取引所ごとにハッキング事件が起きないように工夫がなされています。
一方でその対策が100%安全というわけではないため、万が一ハッキングされてしまうとご自身が保有している暗号資産がなくなってしまうケースも考えられます。
また、取引所のウォレットしか所有しておらず、全ての資産がその取引所のウォレットにある場合、取引所が何らかの理由で停止した際に自身の資産を引き出せなくなる可能性が高くなります。
こういったリスクを分散するためにも、自分専用のウォレットを持っておくのは安全性を高めるための一つの手段と考えられるでしょう。
仮想通貨ウォレットの仕組み
仮想通貨(暗号資産)ウォレットは、アドレスと秘密鍵を用いて管理されています。
銀行で例えるとアドレスは口座番号を指し、秘密鍵は暗証番号と言えるでしょう。
仮想通貨ウォレットでは、秘密鍵を自分で管理します。秘密鍵は他者に知られると、ウォレット内の仮想通貨を不正利用される恐れがあります。そのため、秘密鍵の保管は厳重にすることが必要です。
また、ホットウォレットは利便性が高い反面、万が一ハッキングの被害を受けてしまった場合の情報漏洩のリスクがあるなどの短所もあります。
このことから、仮想通貨ウォレットはご自身の利用目的などに合わせて選ぶことが大切です。
仮想通貨ウォレットの種類
仮想通貨ウォレットは使用するデバイスや保管方法によっていくつかの種類に分けられます。
以下ではそれぞれの特徴を詳しく解説します。
仮想通貨ウォレットの種類
ウェブウォレット
仮想通貨のウェブウォレットは、インターネット上のウォレットサービスを利用して仮想通貨を保管します。オンラインウォレットと呼ばれる場合もあります。
ウェブウォレットは、特定のデバイスを必要とせず、インターネットにアクセス可能な端末があれば簡単に利用可能なため、多くのユーザーが選ぶウォレットタイプです。
仮想通貨取引所が提供するウォレットもウェブウォレットに分類されます。
ウェブウォレットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | ・無料で利用できるサービスが多い ・仮想通貨の入出金が簡単 ・場所を問わずに利用できる |
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デメリット | ・ハッキングのリスクがある ・サーバーダウンで使用できない可能性がある |
ウェブウォレットは、インターネット上のサービスにアカウントを作成するのみで利用可能で、無料で利用できるサービスが多くあります。
また、オンライン上で操作するため、仮想通貨の入出金が即時に反映され、簡単に管理できるというメリットを持ちます。
一方でウェブウォレットは、サイバー攻撃による仮想通貨の流出やサーバーダウンや不具合により仮想通貨の管理操作ができなくなるなどのリスクも抱えています。
ウェブウォレットの代表的なサービスとして以下のウォレットが挙げられます。
- MetaMask(メタマスク)
- Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
- Phantom(ファントム)
ウェブウォレットを利用する場合は、設定したIDやパスワード、秘密鍵を忘れないようにメモしておくようにしましょう。
また、インターネット上にはウェブウォレットサービスに模したフィッシングサイトも多く存在するため、注意してください。
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットは、パソコンにダウンロードして利用するソフトウェア形式のウォレットです。
デスクトップウォレットでは、仮想通貨はインターネットから切り離したコールドウォレットに保管されます。クライアントウォレットやローカルウォレットと呼ばれる場合もあります。
デスクトップウォレットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | ・ハッキングのリスクが比較的低い ・ブロックチェーンのフルノードを参照できる |
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デメリット | ・複数の銘柄を管理できない ・大容量が必要な場合がある ・パソコンが破損した場合に使用できない可能性がある |
デスクトップウォレットは前述したとおり、インターネット上ではなくPC上に仮想通貨を保管するため、オフラインで利用可能で、ハッキングのリスクが比較的低いというメリットがあります。
また、フルノードと呼ばれるブロックチェーン上の全ての取引記録を参照することが可能です。
一方で、PCの大容量を必要としたり、複数の銘柄をひとつのウォレットで管理できないというデメリットもあります。
また、PC上に保管されるため、PCが破損した場合に資産が失われる可能性もあります。
モバイルウォレット
モバイルウォレットは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にアプリをインストールして保管する仮想通貨ウォレットです。
取引所の中には、モバイルウォレットの機能を搭載した取引アプリを配信しているところもあります。
モバイルウォレットは、秘密鍵をネットワーク上ではなく端末で管理するため、ウェブウォレットよりもセキュリティ面が優れている傾向にあります。
モバイルウォレットのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | ・どこでも気軽に仮想通貨の管理ができる ・実店舗での決済ツールに利用できる |
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デメリット | ・モバイル端末の破損や紛失で利用できなくなる可能性がある |
モバイルウォレットは、携帯性に優れていることからその利便性に加え、実店舗での決済ツールとして仮想通貨決済が利用できるというメリットもあります。
近年、決済通貨として仮想通貨が利用できる実店舗が増えつつあります。仮想通貨決済では、モバイルウォレットでQRコードを読み込んで支払うことができます。
ただし、モバイルウォレットはモバイル端末の破損や紛失で利用できなくなる可能性があるというリスクを抱えています。
前述したとおり、秘密鍵を端末上で管理しているため端末に問題が生じたときにウォレットにアクセスできなくなる可能性があります。
そのため、バックアップをこまめにとり、復元フレーズを端末とは別のところで保存しておくようにしましょう。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、パソコンと接続可能な外部機器で仮想通貨を管理するウォレットです。
ハードウェアウォレットは、インターネットと切り離したオフライン環境で仮想通貨の秘密鍵を保管するため、セキュリティ性が高いという特徴を持ちます。
ハードウェアウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | ・セキュリティ性が優れている ・複数の銘柄を管理できる ・紛失、破損した場合でもリカバリーできる |
---|---|
デメリット | ・外部機器の購入費用がかかる |
ハードウェアウォレットでは、仮想通貨自体が保管されているわけではないため、リカバリーフレーズがあれば、ハードウェア端末が紛失・破損した場合でも復元可能です。
また、ハードウェアウォレットは対応している銘柄数が多く、複数の銘柄をまとめて管理することができます。
ただし、ハードウェアウォレットは、外部機器の購入費用が初期費用として発生します。
また、粗悪品や細工された外部機器が出回っているため正規販売店で購入するようにしましょう。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、仮想通貨を紙として保管できるウォレットです。
ペーパーウォレットでは、仮想通貨の入出金に必要な秘密鍵を紙に印刷して保管します。
サイバー攻撃などのハッキング対策の面で優れたウォレットだと言えます。
ハードウェアウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | ・ハッキングのリスクが少ない ・無料で利用できる |
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デメリット | ・紙の紛失や欠損によって秘密鍵が失われる可能性がある |
ペーパーウォレットは、ハッキングなどのサイバー攻撃に強いウォレットのため、仮想通貨を長期保有したい人におすすめの管理方法だと言えるでしょう。
ただし、アドレスや秘密鍵を印刷した紙を紛失・欠損させてしまった場合に、仮想通貨を失ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、ペーパーウォレットでは仮想通貨を取り出す際に秘密鍵やアドレスを入力する手間がかかるため、頻繁に取引する人には向かないと言えるでしょう。
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットの選び方
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際に注意したい点について以下にまとめました。
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際に注意したい点
ウォレットを選ぶ際の注意点を知ることで、おすすめの仮想通貨ウォレットから、より自分に合ったものを見つけることができます。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
ウォレットの種類は何か
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際のポイントとして、ウォレットの種類があります。
前述したように仮想通貨ウォレットは、ホットウォレットとコールドウォレットの2種類があります。
ホットウォレットは、インターネットに接続して利用するため、決済やトレード目的など頻繁に利用する方におすすめのウォレットです。
ホットウォレットは、アプリで管理できるなど有用性に優れている一方、ハッキングのリスクがあるため保管には注意が必要です。
コールドウォレットは、ハッキングの心配が少ない傾向にあり、より安全な保管を期待できることから、長期間の保管や高額な仮想通貨を保有している方におすすめです。
しかし、コールドウォレットには、オフラインで利用するため、安全性が高い分、通貨を移動する手間などで利便性に劣るというデメリットもあります。
多くの銘柄に対応しているか
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際には、多くの銘柄に対応しているかがポイントになります。
仮想通貨ウォレットによって対応している通貨はさまざまです。
そのため、自分の取引したい通貨が対応しているか事前に調べることが重要です。
なかには、対応する通貨に合わせてホットウォレットとコールドウォレットを使い分ける人もいます。
対応通貨が少ないウォレットでは、利便性に力を入れている場合もあります。
そのため、保有している全ての仮想通貨ではなく、よく取引する通貨が対応しているかどうかで判断するのも良いでしょう。
セキュリティ性は高いか
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際にはセキュリティ性は高いかがポイントになります。
仮想通貨の保管場所となる仮想通貨ウォレットでは、セキュリティ性の高さは重要です。
セキュリティ性の高さは、ウォレットの種類によって異なります。
ハードウェアウォレットやペーパーウォレットは、インターネットを介さずに秘密鍵を保管するためハッキングの面ではセキュリティ性が高いと言えるでしょう。
しかし、紛失や故障、盗難によって仮想通貨を失う可能性もあります。
このことから、リスクが分散できるよう、複数のウォレットタイプを組み合わせて保管することと良いでしょう。
必要なデバイスを揃えられるか
自分に合った仮想通貨(暗号資産)ウォレットを選ぶ際には、必要なデバイスを揃えられるかがポイントとなります。
仮想通貨ウォレットの種類別に必要となるデバイスを以下にまとめました。
- ウェブウォレット:PC / スマートフォン / タブレット
- デスクトップウォレット:PC(大容量メモリ)
- モバイルウォレット:スマートフォン / タブレット
- ハードウェアウォレット:専用の外部機器、PC
- ペーパーウォレット:紙、プリンター
ハードウェアウォレットを利用する場合は、専用の外部機器と接続可能なPCが必要になります。
ハードウェアの相場は1万円〜となっているため、初期費用としてある程度の出費が可能な方は、セキュリティ面に強いハードウェアウォレットを選ぶと良いでしょう。
普段PCを使う習慣がない方は、モバイルウォレットを選ぶことをおすすめします。
PCおよびスマホの両方で柔軟に取引したい方は、ウェブウォレットを利用すると良いでしょう。
【種類別】おすすめの仮想通貨(暗号資産)ウォレット
仮想通貨(暗号資産)ウォレットは、種類によって特性やおすすめのユーザーが変わります。
以下では種類別におすすめの仮想通貨(ビットコイン)ウォレットを紹介します。
【種類別】人気の仮想通貨(暗号資産)ウォレット
仮想通貨ウォレットのそれぞれの特徴を知ることで自分に合ったウォレットが見つかるでしょう。
それでは、それぞれの詳細を見ていきましょう。
ウェブウォレットなら
ウェブウォレットは、インターネット上のウォレットサービスを利用して仮想通貨を保管する仮想通貨ウォレットです。
PCおよびスマホの両方で利用できるという特徴があり、オンライン環境下であればどこでも利用できます。
おすすめのウェブウォレットは以下のとおりです。
ウェブウォレット
MetaMask(メタマスク)
MetaMask(メタマスク)は、イーサリアム(ETH)チェーンを基盤に開発されたウェブウォレットです。
MetaMaskをおすすめするポイントは以下の通りです。
MetaMask(メタマスク)のポイント
- ブラウザ拡張機能とアプリ版を提供している
- DApps(分散型アプリ)と直接連携できる
- 仮想通貨のスワップ機能が搭載されている
- ブリッジ機能を搭載している
MetaMaskは、ブラウザ拡張機能版とモバイルウォレット版を無料で配信しています。そのため、PCとスマホの両方で利用することができます。
また、MetaMaskと直接連携できるイーサリアムチェーンを基盤に開発されたDApps(分散型アプリ)が多数リリースされており、ユーザーにとっても利便性が高いウォレットだと言えるでしょう。
さらに、MetaMaskには仮想通貨のスワップ機能が搭載されており、取引所を介さずに仮想通貨取引をすることが可能です。
MetaMaskは、2022年11年よりブリッジ機能を搭載しており、異なるブロックチェーン上に発行された仮想通貨をスワップすることが可能です。
デスクトップウォレットなら
デスクトップウォレットは、PC本体にウォレットアプリをインストールして保管する仮想通貨ウォレットです。
オンラインとオフラインの両方で利用が可能という特徴があります。
以下ではおすすめのデスクトップウォレットを紹介します。
同じデスクトップウォレットでも、管理できる仮想通貨の種類や特徴が異なります。
特徴を知ることでより自分に合ったウォレットを知ることができます。
それでは詳しく見ていきましょう。
Bitcoin Core(ビットコインコア)
Bitcoin Core(ビットコインコア)は、ビットコイン開発者が公式に提供しているデスクトップウォレットです。
Bitcoin Coreをおすすめするポイントは以下の通りです。
Bitcoin Core(ビットコインコア)のポイント
- ビットコイン開発者が提供しているためよりビットコインと相性の良いウォレット
- ビットコインのブロックチェーン上の2009年から最新までの全ての取引情報を見ることができる
Bitcoin Coreには、ビットコインの公式ウォレットとしてサービス提供されているため、ビットコインと相性が良いというメリットがあります。
公式に提供されているため、安心感のあるウォレットだと言えるでしょう。
また、ビットコインのブロックチェーン上の全ての取引情報を見ることができるというメリットもあります。
常に最新の情報が見れるため、取引の判断に利用でき、利便性が高いウォレットです。
Blockchain.com(ブロックチェーンドットコム)
Blockchain.com(ブロックチェーンドットコム)は、モバイルとデスクトップの両方で利用できることが特徴の仮想通貨ウォレットです。
Blockchain.comをおすすめするポイントは以下の通りです。
Blockchain.com(ブロックチェーンドットコム)のポイント
- 日本語に対応しており、初心者でも使いやすい
- 送金・受金機能だけでなく両替機能も備えている
Blockchain.comには、日本語に対応しているため初心者でも使いやすいというメリットがあります。多くの仮想通貨ウォレットは日本語に対応しておらず、設定が難しい場合があります。
Blockchain.comは、日本語に対応しているだけでなく利用開始までの手続きがシンプルなため、手軽に始められるウォレットと言えるでしょう。
また、Blockchain.comには、送金・受金機能だけでなく両替機能も備えているというメリットもあります。
取引所に送金して両替をする手間が省けるため、スムーズに取引が行え、手数料を抑えることも可能です。
ただし、Blockchain.comには、対応している通貨が少ないというデメリットがあります。
BTH(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)のみに対応しているため、その他の通貨で取引を行いたい方は注意が必要です。
Copay (コーペイ)
Copay (コーペイ)は、さまざまな端末に対応していることが特徴の仮想通貨ウォレットです。
Copayをおすすめするポイントは以下の通りです。
Copay (コーペイ)のポイント
- MacやWindowsだけでなく、スマホの各iOS(iOS、Android)などに対応している
- 日本語に対応しており利便性の高いウォレット
Copayには、MacやWindowsだけでなく、スマホの各iOS(iOS、Android)などに対応しているというメリットがあります。
スマホとPCの連携が簡単なため、複数の端末で利用したい方におすすめと言えるでしょう。
また、同一端末で複数のアカウントを設定ができるため、複数のウォレットの作成が可能です。
さらに、複数の人と同じウォレットを共有できるため、共同利用のウォレットとして使用できるでしょう。
また、Copayは、日本語に対応しており、わかりやすいデザイン設計のため、利便性の高いウォレットと言えます。
しかし、対応している仮想通貨が少なく、BTH(ビットコイン)とBCH(ビットコインキャッシュ)のみで利用できます。
モバイルウォレットなら
モバイルウォレットは、スマートフォンにアプリをインストールして保管する仮想通貨ウォレットです。
外出先など、どこでも気軽に利用できるという特徴があります。
以下ではおすすめのモバイルウォレットを紹介します。
モバイルウォレット
それぞれのモバイルウォレットのポイントを詳しく見ていきましょう。
Ginco(ギンコ)
Ginco(ギンコ)は、株式会社Gincoが提供している日本発のモバイルウォレットです。
Gincoをおすすめするポイントは以下の通りです。
Ginco(ギンコ)のポイント
- 計16種類(※)の通貨に対応している
- 日本発のアプリのため、日本語に対応している
Gincoには、16種類(※)の仮想通貨に対応しているというメリットがあります。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)、XRP(リップル)などの主流な仮想通貨だけでなく、さまざまなアルトコインにも対応しています。
また、Gincoには、日本発のアプリのため、日本語に対応しているというメリットもあります。
シンプルでわかりやすいインターフェース設計となっているため、仮想通貨ウォレットを初めて利用する人でもストレスなく利用できるでしょう。
さらに、Gincoはクライアント型のウォレット形式のため秘密鍵をサーバー上で保管しません。
そのため、利用登録している端末以外からはアクセスできず、ハッキングの心配が少ないと言えるでしょう。
Coinomi(コイノミ)
Coinomi(コイノミ)は、1,770種類以上(※)のトークン・アルトコインに対応しているモバイルウォレットです。
Coinomiをおすすめするポイントは以下の通りです。
Coinomi(コイノミ)のポイント
- 主要なアルトコインだけでなく、草コインにも対応している
- ウォレット内で仮想通貨の両替が可能
Coinomiには、主要なアルトコインだけでなく、草コインにも対応しているというメリットがあります。
1,770種類(※)を超える仮想通貨とブロックチェーンに対応しているため、多くのアルトコインで取引したい方に適したウォレットだと言えるでしょう。
(※2024年10月 公式サイトに記載)
また、Coinomiには、ウォレット内で仮想通貨の両替が可能というメリットもあります。
多くのウォレットの場合は仮想通貨の両替の際には取引所に送金する必要があります。
ウォレット内で両替できることで、よりスムーズな取引が可能になるでしょう。
BRDビットコインウォレット
BRDビットコインウォレットは、世界中のユーザーが利用しているモバイルウォレットです。
BRDビットコインウォレットをおすすめするポイントは以下の通りです。
BRDビットコインウォレットのポイント
- 170カ国以上で1,000万人を超えるユーザー(※)に利用されている
- 日本語に対応しているシンプルなデザイン設計で手厚いサポート体制がある
BRDビットコインウォレットには、170カ国以上で1,000万人を超えるユーザー(※)に利用されているというメリットがあります。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
多くのユーザーに支持されていることから、信頼性の高いウォレットだと言えるでしょう。
また、BRDビットコインウォレットには、手厚いサポート体制があるというメリットもあります。
問い合わせから2時間以内に対応してくれる迅速なサポート体制のため、安心して利用できるでしょう。
ただし、モバイル端末に情報が記録されているためセキュリティ面は強固ですが、端末を紛失・故障した際に復元できない可能性があります。
Trust(トラスト)
Trustは、アメリカの大手取引所であるBinanceが開発・運営しているウォレットです。
Trustをおすすめするポイントは以下の通りです。
- 1億4,000万人以上(※)の利用者がいる
- 豊富な種類の仮想通貨・NFTの管理が可能
- アプリまたはブラウザの拡張機能で利用できる
Trustは7,000万人以上の利用者がいるウォレットです。運営者がBinanceであることから、多くのユーザーに信頼感を持って利用されていることがわかります。
また、Trustは豊富な種類の仮想通貨に対応しています。そのため、あまり有名でない通貨であっても、Trustなら対応している可能性が高いでしょう。NFTの管理も可能となっています。
Trustはアプリまたはブラウザの拡張機能で利用可能です。スマホでもPCでもアクセスできるため、場所を選ばずに利用可能でしょう。
ハードウェアウォレットなら
ハードウェアウォレットとは、ハードウェアのデバイスに保管する仮想通貨ウォレットです。
ハードウェアウォレットは、デバイスの購入に初期費用がかかりますが、ハッキングに強いという特徴があります。
以下ではおすすめのハードウェアウォレットを紹介します。
それぞれのハードウェアウォレットのポイントを詳しく見ていきましょう。
Ledger Nano S(レジャーナノエス)
Ledger Nano S(レジャーナノエス)は、USB型のハードウェアウォレットです。
Ledger Nano Sをおすすめするポイントは以下の通りです。
Ledger Nano S(レジャーナノエス)のポイント
- インターネットから切り離して利用するためセキュリティが強固な傾向にある
- 5,500種類以上(※)の仮想通貨に対応している
Ledger Nano Sには、セキュリティが強固というメリットがあります。
ハードウェア端末で秘密鍵を管理し、インターネットから切り離して保管できます。
また、Ledger Nano Sには、5,500種類以上(※)の仮想通貨に対応しているというメリットもあります。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
さらに、端末をパソコンと接続することで、取引所を介さずに仮想通貨の送金・受金ができます。
TREZOR(トレザー)
TREZOR(トレザー)は、独自の技術で強固なセキュリティ性を持つハードウェアウォレットです。
TREZORをおすすめするポイントは以下の通りです。
TREZOR(トレザー)のポイント
- デバイス本体とPINコードが必要なため、ハッキングによる被害を抑えられる可能性がある
- 15種類(※)の仮想通貨に対応している
TREZORには、利用するためにデバイス本体とPINコードを必要とするため、ハッキングの被害を抑えられる可能性があるというメリットがあります。
両方揃って初めて利用できるため、万が一デバイスを紛失したとしても悪用の心配が少ないと言えるでしょう。
また、TREZORには、15種類(※)の仮想通貨に対応しているというメリットもあります。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
日本発の仮想通貨モナコイン(MONA)にも対応しているため、さまざまなアルトコインで取引したい方におすすめです。
さらに、正規販売店で購入すれば日本語のマニュアルがついているため、はじめて仮想通貨ウォレットを利用する方でも迷わず設定できるでしょう。
Cool Wallet S(クールウォレットエス)
Cool Wallet S(クールウォレットエス)は、カード型のハードウェアウォレットです。
Cool Wallet Sをおすすめするポイントは以下の通りです。
Cool Wallet S(クールウォレットエス)のポイント
- Bluetoothが搭載されており、PCを必要とせずスマートフォンからの操作が可能
- クレジットカードと同等のサイズのため持ち運びに便利
Cool Wallet Sには、Bluetoothが搭載されており、スマートフォンからの操作が可能というメリットがあります。
PCを使わずに利用できるため、モバイルウォレットとの併用にも適していると言えるでしょう。
また、Cool Wallet Sには、クレジットカードと同等のサイズのため持ち運びに便利というメリットもあります。
財布に収納可能なため、免許証などの貴重品と一緒に保管することができます。
Cool Wallet Sは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)のような主要通貨を含む14 種類(※)に対応しています。
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
ペーパーウォレットなら
ペーパーウォレットは、紙に印刷して保管する仮想通貨ウォレットです。
完全にインターネットと切り離して保管するため、ハッキングリスクの分散に効果的だという特徴があります。
そのため、長期間仮想通貨を保管する人におすすめのウォレットだと言えるでしょう。
以下ではおすすめのペーパーウォレットを紹介します。
それぞれのペーパーウォレットのポイントを詳しく見ていきましょう。
bitaddress.org(ビットアドレス)
bitaddress.org(ビットアドレス)は、ペーパーウォレットを作成するソフトウェアです。
bitaddress.orgをおすすめするポイントは以下の通りです。
bitaddress.org(ビットアドレス)のポイント
- 日本語に対応している
- 公式サイトから無料でダウンロードができる
bitaddress.orgには、日本語に対応しているというメリットがあります。
日本語で作成方法が記載されているため、初めてペーパーウォレットを作成する方にも安心感があるでしょう。
また、bitaddress.orgには、公式サイトから無料でダウンロードができるというメリットもあります。
ダウンロードしたソフトで作成する際は、インターネットの接続を切ることでより安全性を高めることが期待できます。
MyEtherWallet (マイイーサウォレット)
MyEtherWallet (マイイーサウォレット)は、ペーパーウォレットとしても利用できるデスクトップウォレットです。
MyEtherWalletをおすすめするポイントは以下の通りです。
MyEtherWallet (マイイーサウォレット)のポイント
- ペーパーウォレットとして印刷するサービスが搭載されている
- イーサリアム系のほとんどの通貨に対応している
MyEtherWalletには、デスクトップウォレットでありながらペーパーウォレットとして印刷するサービスが搭載されているというメリットがあります。
オンラインとオフラインの両方で管理できるだけでなく、より簡単にペーパーウォレットの作成が可能です。
また、MyEtherWalletには、イーサリアム系のほとんどの通貨に対応しているというメリットもあります。
DeFi(分散型金融)などでイーサリアム系の通貨を多く利用する人におすすめのウォレットだと言えるでしょう。
さらに、MyEtherWalletは、PCやスマホなどの複数のデバイスからアクセスが可能で、日本語に対応しています。
仮想通貨ウォレットの使用上の注意点
仮想通貨ウォレットの使用上の注意点として、以下のものが挙げられます。
- 秘密鍵を他人に教えない
- リカバリーフレーズを紛失しない
- 正規代理店または公式サイトでハードウェアウォレットを購入する
- アドレスの入力ミスがないか確認する
秘密鍵はアカウントのパスワードにあたる物です。他人に教えてしまうと、不正アクセスや身に覚えのない取引を引き起こす可能性があるでしょう。
リカバリーフレーズも同様です。リカバリーフレーズとは、ウォレットの復旧に用いるパスワードのようなものです。デバイスの盗難・紛失などにより、ウォレットにアクセスできなくなった際、リカバリーフレーズがあれば復旧が可能です。
リカバリーフレーズについては、移動時に持ち歩くデバイスで保存することやインターネット上に保存しておくことは避け、なるべくオフラインで管理すると良いでしょう。
次に、ハードウェアウォレットを購入する際は、必ず正規代理店または公式サイトで購入するようにしましょう。
上記以外の販売業者から購入したハードウェアウォレットには、使用者の情報を盗み取る不正なプログラムが組み込まれている場合があります。
最後に、送金時はアドレスの入力ミスがないか確認すると良いでしょう。ウォレットのアドレスとは銀行の口座番号とほぼ同義です。
このアドレスは英数字が組み合わされた、20~30字程度の文字列です。規則性等はなく、入力ミスが起こる可能性が高くなっています。
送金先のアドレスに入力ミスがあると、意図しない相手に送金されてしまうことがあります。必ず確認するようにしましょう。
仮想通貨ウォレットを利用できる取引所のアプリの最新評価まとめ
アプリ名 | 評価(評価数)(※) |
---|---|
DMM Bitcoin | 3.7(4,200件) |
GMOコイン | 4.0(2,076件) |
Coincheck | 4.0(1.33万件) |
bitFlyer | 4.0(7,365件) |
出典:Google play
※2024年11月19日時点
仮想通貨(暗号資産)ウォレットに関するよくある質問
仮想通貨ウォレットと仮想通貨取引所の違いは?
仮想通貨ウォレットは、秘密鍵をユーザーが管理しますが、取引所の場合は運営会社が秘密鍵を管理します。
仮想通貨ウォレットを利用する場合には、秘密鍵を自身で保有することでハッキングの心配をある程度軽減することが可能です。
取引所で仮想通貨を管理している場合には、取引所がハッキングの被害にあったり、運営停止になった際に仮想通貨を失う可能性があります。
このことから、仮想通貨ウォレットを利用することで取引所トラブルによる被害を抑えることができると言えるでしょう。
仮想通貨を仮想通貨ウォレットに移す時に手数料・税金はかかる?
仮想通貨ウォレットに移す際に手数料はかかる可能性がありますが、税金はかかりません。
ブロックチェーン上で取引を行うと、通称「ガス代」と呼ばれる手数料がかかります。ウォレットへの送金時も同様です。
また、取引所から送金を行った場合、取引所規定の送金手数料がかかる場合があるでしょう。しかしCoincheckやDMMビットコインなどの大手取引所では、仮想通貨の送金手数料は無料としていることが多いです。
なお、税金がかかるタイミングとしては仮想通貨を取引して利益が確定したタイミングとなります。これが雑所得にあたるもので総合課税の対象となり、年間で20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要です。
この記事の監修者
佐野 孝矩
ファイナンシャルプランナー
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
情報処理安全確保支援士や日商簿記2級、FP2級、応用情報技術者
などの資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中
保有資格
応用情報技術者,情報処理安全確保支援士,日商簿記2級,FP2級
監修者の身元
https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/
専門ジャンル
仮想通貨,プログラミング,資産運用
この記事を書いた人