ビットコイン・仮想通貨の積立投資ができる取引所を紹介!意味がない?デメリットはあるの?
「仮想通貨で積立投資ってできるの?」
「積立投資で利益が出るのか心配・・・」
この記事では、仮想通貨の積立投資の特徴や積立投資ができる取引所を紹介していきます。
この記事のまとめ
- 積立投資とは、毎月決めた金額の仮想通貨を購入し、中長期的な利益を狙う方法
- 長期にわたり一定額を投資するため、一括投資と比較して価格変動の影響を受けにくい
- また、月に1回の購入だけでなく、毎日積み立てることも可能
- 積立投資に対応したおすすめの仮想通貨取引所はCoincheck
- Coincheckは2種類の積立プランが準備されており、自身に合ったプランを選択可能
- 28種類(※)と豊富な銘柄から積立することが可能
(※2024年8月時点 公式サイトに記載)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
仮想通貨の取引所や運用方法はさまざまあります。大切な資金を無駄にしないためにも、複数の取引所を比較検討することが重要です。
各取引所・販売所の掲載順位を、収益・広告費の大小から決定することはありません。記事作成・広告掲載の方針に関してはコンテンツ制作ポリシー、広告掲載ポリシーを参照ください。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの積立投資とは?
上記の画像では、仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの積立投資について解説しています。
仮想通貨の積立投資とは、毎月や毎週など一定の間隔で一定金額分の仮想通貨を購入し続ける投資手法です。
通貨価格の上下に関わらず一定のペースで購入し続けるため、価格変動による影響を受けにくい傾向があります。
また、少額から積み立て可能な取引所もあり、仮想通貨投資を小規模で始めてみたい方には嬉しいポイントと言えます。
積立投資は一定金額での購入を続けるため、価格変動によるリスクが分散し、比較的安定した投資が可能になります。
一度設定したら放っておけるので、忙しい方や投資初心者も始めやすい手法と言えるでしょう。
仮想通貨の積立投資は意味ないって本当?
仮想通貨の積立投資は、リスク分散の可能性があるという点で効果のある投資方法だと言えるでしょう。
仮想通貨の積立投資は、ドル・コスト平均法と呼ばれる手法で知られています。
ドル・コスト平均法とは、変動する金融商品を値動きに関係なく一定の金額で定期的に購入し続ける手法です。
ドル・コスト平均法では、市場の盛り上がりなどのトレンドに左右されずに時間を分散しながら買い続けるため、リスクやリターンを平均化することができるというメリットがあります。
これにより、一括投資で起こり得る高値掴みのリスクを分散できる可能性があります。
高値掴みとは、今後値上がりすると予想して購入したもののすぐに下落して、結果として高値で購入してしまった状態です。
ただし、仮想通貨はその他の金融商品と比較しても値動きが激しい傾向にあるため、積立投資する銘柄については注意して選択する必要があります。
将来性が不透明な銘柄に投資すると、将来的に暴落し結果として資産がなくなってしまうこともあるでしょう。
【比較】仮想通貨・ビットコインの積立ならどこがいい?おすすめの取引所7選
GMOコイン
取り扱い銘柄数 | 26種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料 | ・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 無料 |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC ・販売所:0.00001BTC |
積立手数料 | 無料 |
最小積立金額 | 500円 |
最大積立金額 | 50,000円 |
GMOコインのメリット!
- 500円刻みで500円から50,000円の間で投資額を選択可能
- 26種類(※)もの銘柄の中から投資する通貨を複数選択できる
- 投資期間を毎日または毎月から選ぶことができる
(※2024年8月時点 公式サイトに記載)
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
500円から50,000円の間で、500円刻みで投資額を選択可能
GMOコインには、500円から50,000円の間で、500円刻みで投資額を選択可能というメリットがあります。
ワンコインから投資を始めることができるので、初めての方も積立投資を始めやすいでしょう。
26種類(※)もの銘柄の中から投資する通貨を複数選択
また、この取引所には、26種類(※)もの銘柄の中から投資する通貨を複数選択できるというメリットもあります。
(※2024年8月時点 公式サイトに記載)
ビットコインとイーサリアム、など銘柄を組み合わせて積み立てることが可能なので、気になる銘柄を少しずつ買い増ししていくこともできます。
条件をボタン入力するだけのシミュレーションもあり、操作が比較的簡単です。
気になる銘柄が複数ある方や、さまざまな仮想通貨に積立投資したい方におすすめです。
最短10分で簡単に口座開設可能!(※)
また、GMOコインについてさらに詳しく知りたい方は「GMOコインの評判は?口コミやメリット、デメリットを解説!」や「GMOコインの口座開設方法!本人確認の手順や時間も解説!」も参考にしてください。
コインチェック
取り扱い銘柄数 | 27種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料 | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 変動手数料制 |
最低取引額 | ・取引所:500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所:500円または0.001BTC以上 |
積立手数料 | 無料 |
最小積立金額 | 10,000円/月 |
最大積立金額 | 1,000,000円/月 |
Coincheckのメリット!
- 積立投資では月々1万円から1,000円刻みで最大100万円投資額を選択可能
- 積立頻度を月に1回または毎日から選ぶことが可能
- 積立投資する仮想通貨を28種類(※)の中から選択できる
(※2024年8月時点 公式サイトに記載)
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
積立投資では月々1万円から1,000円刻みで最大100万円投資額を選択可能
Coincheckには、積立投資で月々1万円から1,000円刻みで最大100万円まで投資額を選択できるというメリットがあります。
幅広い購入額から決めることができるため、自身に合ったペースでの積立投資が可能です。
積立頻度を月に1回または毎日から選ぶことが可能
また、この取引所には、積立頻度を月に1回または毎日から選ぶことができるというメリットもあります。
比較的損益の幅が大きい「月に1回」と比較的安定しやすい「毎日」から選べるため、好みの投資スタイルで始めることができます。
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
また、Coincheckについて詳しく知りたい方は、「コインチェックの評判はどう?口コミ、評価やメリット・デメリットを紹介!」も参考にしてください。
bitFlyer
取り扱い銘柄数 | 36種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料 | ・取引所:0.001BTC ・販売所:0.00000001BTC |
送金手数料(BTC) | 0.0004BTC |
最低取引額 | ・取引所:0.001BTC ・販売所:0.00000001BTC |
積立手数料 | 無料 |
最小積立金額 | 1円 |
最大積立金額 | 1,000,000円 |
bitFlyerのメリット!
- 1円単位で積み立てる金額を指定できる
- 設定が簡単なため、最短で次の日(※)から積立投資を始められる
(※2024年7月時点 公式サイトに記載)
口座開設で、2,500円分のビットコインがもらえる!(※)
※ 公式サイトに記載
bitFlyerは、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。
1円単位で積み立てる金額を指定できる
bitFlyerには、1円単位で積み立てる金額を指定できるというメリットがあります。
1円という少額から、最大100万円(※一回あたり)まで幅広い金額で指定できるため、ご自身の状況や市況を鑑みたうえで、積立金額を決定することが可能です。
設定が簡単なため、最短で次の日(※)から積立投資を始められる
また、この取引所には、設定が簡単なため、最短で次の日(※)から積立投資を始められるできるというメリットもあります。
積立頻度を4種類から選択し、積立金額を設定・内容を確認すれば、最短で翌日(※)から積立投資を始められるため、すぐに積立投資にチャレンジしてみたい方にもおすすめです。
(※2024年8月時点 公式サイトに記載
口座開設で、2,500円分のビットコインがもらえる!(※)
※ 公式サイトに記載
BITPoint
取り扱い銘柄数 | 25種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料 | 無料(スプレッド) |
送金手数料(BTC) | 無料 |
最低取引額 | ・取引所:0.0001BTC ・販売所:購入, 500円、売却, 0.00000001BTCBTC |
積立手数料 | 無料 |
最小積立金額 | 5,000円/月 |
最大積立金額 | 100,000,000円/月 |
BITPoint(ビットポイント)のメリット!
- 積立暗号資産の売却・出金制限がない
- パックで複数の仮想通貨をまとめて積立できる
1,500円相当のビットコイン(BTC)をプレゼント中!
BITPointは、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
積立中でもいつでも売却・出金ができる
BITPointには、積立暗号資産の売却・出金制限がないというメリットがあります。
積立中であってもいつでも現金化できるため、仮想通貨積立を始めたいけれど現金が不足しないか心配な方にはおすすめです。
複数の仮想通貨をまとめて積立できる
BITPointでは、複数の仮想通貨をまとめて積立できるパック積立サービスを提供しているというメリットもあります。
複数の銘柄を同時に積立することで、一つの銘柄に投資するよりもリスクを分散させて投資することができます。
そのため、仮想通貨積立に興味があるけれど、なるべくリスクを抑えて積立したいという方にはおすすめです。
1,500円相当のビットコイン(BTC)をプレゼント中!
SBI VCトレード
取り扱い銘柄数 | 23種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料(BTC) | ・取引所:-0.01%(Maker)、0.05%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 無料 |
最低取引額 | ・取引所:0.000001BTC ・販売所:0.0001BTC |
SBI VCトレードのメリット!
- 日次・週次・月次の3種類の期間から選択できる
- 500円〜200万円の投資額で1円単位で設定できる
国内最多の12銘柄(※)でステーキングができる!
SBI VCトレードは取り扱っている23種類(※)全ての銘柄で積立投資が可能な仮想通貨取引所です。
(※2024年8月執筆時点 公式サイトに記載)
日次・週次・月次の3種類の期間から選択でき、自分に合ったペースで積立投資ができます。銘柄ごとに積立頻度の設定が可能で、積立申込み後の直近注文日時からすぐに開始できます。
また、500円の少額から積立投資が可能で、200万円まで1円単位で積立金額を設定することが可能です。
少額投資に対応しているため、仮想通貨初心者の方も気軽に始めることができるでしょう。
国内最多の12銘柄(※)でステーキングができる!
Bit Trade
取り扱い銘柄数 | 42種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料(BTC) | ・取引所:無料 ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 0.0005 BTC |
最低取引額 | ・取引所:0.00001 BTCかつ2円 ・販売所:0.0005 BTC |
BitTradeのメリット!
- 積立設定の完了後30分以内に開始できる
- 毎日・毎週・隔週・毎月の積立頻度から選べる
世界水準の強固なセキュリティ!
BitTradeは、国内最多級の41種類(※1)の銘柄に対応している取引所です。
しかし、積立投資に対応している銘柄は現在のところBTC、ETH、XRPの3種類(※2)のみとなります。
BitTradeの積立投資サービスは、積立設定の完了後30分以内(※3)に初回の積立購入が行われるというメリットがあります。また、積立投資の解除も即座に反映されます。
毎日・毎週・隔週・毎月の積立頻度から選べ、1,000円〜200,000円まで1円単位で積立金額を設定できます。
そのため、主要な銘柄ですぐに積立投資を始めたい方は、BitTradeを選ぶと良いでしょう。
(※1,2,3:2024年7月執筆時点 公式サイトに記載)
世界水準の強固なセキュリティ!
Zaif
取り扱い銘柄数 | 24種類(※2024年9月時点) |
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取引手数料(BTC) | ・取引所:0.00%(Maker)、0.10%(Taker) ・販売所:スプレッド |
送金手数料(BTC) | 0.0001 〜 0.01 BTC |
最低取引額 | ・取引所:0.0010 BTC ・販売所:0.0001 BTC |
Zaifのメリット!
- 珍しいアルトコインで積立投資ができる
- 積立額の日割り金額で毎日買付・積立が行われる
Orderbook trading(取引所形式)も利用できる!
Zaifでは、以下の7種類(※)の銘柄で積立投資が可能な仮想通貨取引所です。
(※2024年8月執筆時点 公式サイトに記載)
- BTC(ビットコイン)
- XEM(ネム)
- ETH(イーサリアム)
- XYM(シンボル)
- FSCC(フィスココイン)
- CICC(カイカコイン)
- NCXC(ネクスコイン)
FSCC(フィスココイン)やCICC(カイカコイン)、NCXC(ネクスコイン)などの珍しい暗号資産を積立投資できます。
Zaifの積立サービスは、1,000円〜100万円まで1,000円単位で積立金額を設定でき、毎月1日に積立金額が自動引き落としされます。
買付は、積立額の日割り金額で毎月10日〜翌月9日まで毎日買付・積立が行われます。
Zaifの積立サービスでは、積立額に応じた手数料が発生するため注意しましょう。
珍しいアルトコインを少額から気軽に保有したい方はZaifを利用すると良いでしょう。
Orderbook trading(取引所形式)も利用できる!
仮想通貨ビットコインを積立投資した場合のシミュレーション
ここでは、ビットコイン(BTC)を2021年4月〜2023年4月までの3年間に毎月積立投資した場合のシミュレーション結果を積立金額別で解説します。
シミュレーション結果は、GMOコインが提供している「つみたて暗号資産」のシミュレーションを参照しています。
以下で紹介するシミュレーションは、あくまで過去の価格を参照した結果であることに留意してください。
今後、ビットコイン(BTC)の価格が急落した場合には元本割れする可能性もあります。
毎月1万円
出典:GMOコイン
上記のシミュレーション結果によると、2021年4月から2024年3月までの3年間に毎月10,000円BTC積立投資を行っていた場合、577,777円の利益があったと見込まれます。
毎月3万円
出典:GMOコイン
上記の画像から分かるとおり、2021年4月から2024年3月までの3年間に毎月30,000円BTC積立投資を行っていた場合、1,733,333円の利益がでた可能性があります。
毎月5万円
出典:GMOコイン
GMOコインの積立シミュレーションによると、2021年4月から2024年3月までの3年間に毎月50,000円BTC積立投資を行っていた場合、2,888,888円の利益があったと見込まれます。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資のメリットを解説!
仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの積立投資のメリットは、主に4つあります。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資のメリットを解説!
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資のメリットを知ることで、初心者でも仮想通貨投資にチャレンジしやすくなることでしょう。
では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
少額から購入できる場合もある
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資には、少額から購入できる場合も多くあります。
仮想通貨の積立投資は、取引所によっては500円や1,000円といった少額から始めることができます。
そのため、「仮想通貨投資は大きな額が必要になる」というイメージをお持ちの方でも比較的気軽に始められます。
例として、GMOコインでは最小500円から積立投資を始めることができます。
ワンコインという少額から始められる仮想通貨の積立投資はリスクも少なく、投資初心者にとっては嬉しい投資手法と言えるでしょう。
リスクを分散しやすい
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資にはリスクを分散しやすいというメリットがあります。
積立投資は、一定期間中、一定金額分の仮想通貨を購入していく分散投資です。そのため、価格変動による影響を比較的抑えることが可能です。
また、通常の投資の場合は投資タイミングの判断が難しく、場合によっては大きな損失が出てしまう可能性があります。
一方、積立投資ではそういった購入判断をする必要がないため、比較的リスクを分散しやすい投資手法と言えます。
ただし、前提として仮想通貨取引は価格の変動幅が大きく、比較的リスクが高いことを認識しておきましょう。
自動で買い付け(引き落とし)を行ってくれるため手間がかからない
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資は、自動で買い付けを行ってくれるため手間がかかりません。
仮想通貨の積立投資では、始めに自身が買いたい金額やペースを設定すると、その後は自動的に通貨の買い付けが行われます。
そのため、購入判断のための情報を逐一調べる時間がないという方には、嬉しいシステムだと言えるでしょう。
投資に割く時間が確保できない、投資判断をするための知識を持っていない場合でも、積立投資であれば比較的気軽に始めることができます。
仕事が忙しい中でも堅実に投資をしたいという方にはおすすめです。
取引所ごとにさまざまなプランがある
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資には、取引所ごとにさまざまなプランがあります。
例として、Coinchekでは月々1万円から100万円までの範囲であれば1,000円刻みで積立投資を始めることができます。
また、購入頻度は「月イチつみたてプラン」「毎日つみたてプラン」の2種類から選ぶことができます。
月イチつみたてプランでは損益の幅が比較的大きくなる傾向にあります。
一方で、毎日つみたてプランの場合は月に一度の購入よりも比較的安定した利益を狙うことができます。
Coincheckの積立プランについて、以下の表に見やすくまとめました。
月イチつみたてプラン | 毎日つみたてプラン | |
---|---|---|
投資金額について | 月に一度、1万円から100万円の間で1,000円刻みで選択した金額で購入 | 1万円から100万円の間で1,000円刻みで1ヶ月あたりの投資金額を選択し、その金額を日割りで投資 |
特徴 | 毎日つみたてプランに比べ、損益の幅の広い投資運用となる傾向がある | 月イチつみたてプランに比べ、損益の幅が狭まり、安定した投資運用となる傾向がある |
購入金額と購入頻度の組み合わせ次第で、さまざまな積立投資のスタイルを実現することができます。
ぜひ自身に合った投資スタイルを選んで実践してみてください。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資のデメリットを解説!
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資にはデメリットには、以下の3つがあります。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資のデメリット
デメリットもしっかりと理解することで、リスクを抑えながら自身に合った投資の形を選ぶことができるようになります。
では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
価格が下落して損失が出てしまう可能性がある
仮想通貨の積立投資には、価格が下落して損失が出てしまう可能性があります。
価格変動が激しい仮想通貨取引では、購入時期を分散させることで価格下落による利益への影響を比較的減らすことができます。
しかし、価格の上昇がなく長期にわたり下落が続く場合などには、損失が大きくなってしまう恐れがあります。
ただし、積立投資に限らず、仮想通貨に投資する際は損失が出る可能性があることも考慮しておく必要があります。
また、積立投資は長期的な投資となるため、再度価格が上昇し利益が出る可能性もあります。
長期目線での取引になりやすい
仮想通貨の積立投資は、長期目線での取引になりやすく、短期ですぐに稼ぐことは難しいというデメリットがあります。
積立投資は「少額を一定のペースで購入する」というシステムのため、すぐには大きな利益が出ず、長期的な投資スタイルとなります。
そのため、多額を投資して短期で大きな利益を得たいという方には、物足りないと感じる可能性がある投資手法です。
一方で高いリスクが伴う突発的な利益ではなく、少額投資を続けて比較的リスクを分散させた投資がしたい場合には積立投資を検討してみるのも良いでしょう。
販売所での取引になる
仮想通貨の積立投資のデメリットとして、購入はすべて販売所での取引になるということがあります。
仮想通貨の積立投資は一定金額分の通貨を定期的に販売所で購入するスタイルであるため、取引所での取引が不可能です。
取引所での購入に比べると割高になってしまうため、取引コストを下げたい方には向いていない可能性があります。
一方で、積立投資では自動的に通貨を購入できるため手間や時間がかからないというメリットもあります。
時間や知識がない方にとっては、手間賃と捉えることもできるでしょう。自身の取引スタイルに合った投資手法を選ぶことが大切です。
仮想通貨の積立投資がおすすめの人・おすすめできない人
仮想通貨の積立投資がおすすめな人・おすすめできない人を以下で紹介します。
おすすめの人
仮想通貨の積立投資がおすすめの人は以下のとおりです。
仮想通貨の積立投資がおすすめの人
- 仮想通貨取引に慣れていない初心者の人
- 少額を定期的に投資したい人
- 仮想通貨を長期保有したい人
- チャート分析や情報収集の時間が取れない人
仮想通貨の積立投資は、投資したい銘柄と積立金額、買付頻度を選択するのみで簡単に仮想通貨の購入ができるため、投資初心者の人におすすめの取引手法だと言えるでしょう。
また、少額から積立投資できるため、まとまったお金での一括投資ではなく、少額を定期的に取引したい人にもおすすめです。積立投資は長期的な視点で見るとリスクを分散できる投資手法だと言われています。
また、値動きに関係なく一定の金額を購入するため、チャート分析や情報収集の時間を取る必要がなく、時間がない方や仮想通貨取引にストレスを感じたくない方にもおすすめできます。
おすすめできない人
仮想通貨の積立投資がおすすめできない人は以下のとおりです。
仮想通貨の積立投資がおすすめできない人
- 短期的な利益を狙いたい人
- 安定的な資産形成を行いたい人
- 取引手数料を抑えたい人
仮想通貨の積立投資は、長期的な視点に立った投資手法のため、短期的な利益を狙いたい人にはおすすめできないと言えるでしょう。
積極的な取引で短期的に利益を狙いたい人は、レバレッジ取引やFXがおすすめできます。
また、積立投資では相場の値動きに関係なく一定額を買い続けるため、下落相場が続いた場合に元金割れする可能性もあります。
そのため、安定的な資産形成を行いたい人にはおすすめできません。安定性を重視する方はステーキング報酬などで地道に資産形成すると良いかもしれません。
また、積立投資の買付は販売所形式で行われるため、スプレッドが設定されています。スプレッドは取引所での取引手数料よりも高額な傾向にあるため、取引コストを抑えたい人にもおすすめできません。
積立におすすめの仮想通貨は?
ここでは、仮想通貨積立におすすめの銘柄を紹介していきます。
ビットコイン(BTC)
仮想通貨積立におすすめの銘柄はビットコインです。
ビットコインは仮想通貨の中で一番時価総額が高く、2番目に時価総額が高いイーサリアムの2倍以上の時価総額を誇ります。
そのため、ビットコインの価格は他の仮想通貨の価格変動につられて変動するケースが少なく、大幅な値崩れがしにくいというメリットがあります。
また、ビットコインの信頼性は高まっている傾向が見られるため、今後も安定して価値が上昇していく可能性が高いと考えられます。
仮想通貨積立を始めようと考えている方は、ビットコインの積立投資から始めてみるのがおすすめです。
イーサリアム(ETH)
仮想通貨積立を始めようと考えている方におすすめのもう1つの銘柄はイーサリアムです。
イーサリアムはビットコインに次いで2位の時価総額を誇るため、ビットコインと同じく他の仮想通貨の価格変動に影響されにくいというメリットがあります。
ビットコインと比較した際のイーサリアムのメリットは伸びしろが大きい点です。
イーサリアムは現在ビジネスでの実用化が目指されているため、今後需要が拡大すれば価格が大きく上昇する可能性もあります。
そのため、積立投資で長期的に大きな利益を狙いたいという方にはイーサリアムへの投資がおすすめと言えます。
ビットコイン積み立ての手数料を解説!
ビットコインの積立を行う場合、今回紹介した取引所では基本的に積立手数料が無料となっています。
取引所名 | 積立手数料 |
---|---|
Coincheck | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
bitFlyer | 無料 |
ただし、各取引所はスプレッドの存在する販売所形式での積立投資になるため、取引所と比較して割高な価格での積立になる可能性はあります。
一方で、積立投資は基本的に長期目線を想定しているため、細かい価格変動・買い価格の違いなどを気にすることなく、投資を続けられるというメリットがあります。
ビットコイン積み立てのやり方・方法を紹介!
仮想通貨取引所の口座を開設する
仮想通貨積立を始める際は、まず仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
仮想通貨取引所によって手数料などが異なるため、しっかりと確認した上で利用する仮想通貨取引所を選ぶようにしましょう。
開設した口座に入金する
仮想通貨取引所の口座を開設したら、開設した口座に入金しましょう。
入金方法はコンビニからの入金、銀行振込、ネットバンクからの入金などの方法があるため、自分に合った方法で入金しましょう。
多くの仮想通貨取引所では、口座に入金する際に一定額の入金手数料がかかるため、なるべくまとまった額を一度に入金するようにしましょう。
購入する銘柄・積立の間隔を設定する
仮想通貨取引所の口座に入金が完了したら、購入する銘柄と積立の間隔を設定しましょう。
積立投資は長期的に行っていく必要があるため、積立する銘柄は慎重に選ぶようにしましょう。
積立の間隔は1日間隔か1カ月間隔で選択できる場合が多いため、自分に合った間隔を選びましょう。
積立金額を設定する
積立する銘柄と間隔を設定したら、積立金額を設定しましょう。
仮想通貨は他の金融商品と比較して価格の変動が大きいという特徴があるため、積立投資をする場合も無理のない金額で投資するように注意しましょう。
【実例】コインチェックを例に実際の流れを紹介
ここでは、実際にコインチェックを例にビットコイン積立のやり方を解説しています。
コインチェック積立の手順
手順1.メニューから積立専用の画面を表示させ、銀行口座を登録する
始めに、メニューから積立専用の画面を表示させ、銀行口座を登録します。
コインチェックのアプリを開き「ディスカバー」から「Coincheckつみたて」を選択します。
「口座の設定」をタップした後に、引き落としで利用する金融機関の情報を選びましょう。その前に本人確認が必要になりますので、まずは本人確認書類の提出をしておきましょう。
この際に、法人会員の場合は指定の口座のみ登録可能になりますので、ご注意ください。
アプリダウンロード数No.1!初心者におすすめ(※)
手順2.指定の金融機関サイトにて、口座振替を申し込む
銀行口座を登録したら、指定の金融機関のサイトにて口座振替を申し込みます。利用する金融機関によって、設定方法や手順が異なるため、表示される手順の通りに進めましょう。
GMOあおぞらネット銀行、楽天銀行、住信SMIネット銀行のいずれかの指定口座に銀行振込をしていきます。
手順3.金額・通貨を選択する
口座振替の申込まで完了したら、金額・通貨を選択します。
最初に積立金額を選択した後、積立プランと具体的な通貨を選択する流れです。
毎月自動的に積み立てられる仕組みのため、無理のない範囲で余剰資金内での積立投資を心がけると良いでしょう。
取引所・販売所での一括購入と積立の違いを比較表で解説
ここでは、取引所・販売所での一括購入と積立の違いについて比較表を用いて紹介していきます。
リスク | 期間の長さ | 難易度 | 手数料 | |
---|---|---|---|---|
取引所 | 大きい | 短期~長期 | 難しい | 安い |
販売所 | 大きい | 短期~長期 | 簡単 | 高い(スプレッド) |
積立 | 小さい | 長期 | 簡単 | 高い(スプレッド) |
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資をする際の注意点
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資をする際には、以下の3つに注意する必要があります。
仮想通貨(暗号資産)・ビットコイン積立投資をする際の注意点
かしこく積立投資を行うためには、注意するべきポイントを理解しておかなければなりません。
これから、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
必要資金で投資をしない
仮想通貨の積立投資をする際は、必要資金で投資をするのはやめましょう。
生活に必要なお金まで仮想通貨の投資に使ってしまうと、生計に影響が出てしまう恐れがあります。
生活の必要資金を確保した上で、自由に使えるお金を仮想通貨に投資するようにすると良いでしょう。
仮想通貨投資では利益を狙える反面、損失が出る可能性もあるため、生活に支障をきたさない範囲で取り組むように注意することが必要です。
利益を確定した場合は確定申告を行う
仮想通貨の積立投資をする際の注意点として、利益を確定した場合は確定申告を行う必要があります。
仮想通貨投資で得た利益は日本では「雑所得」に該当します。
雑所得とは給与所得や配当所得に当たらない所得を指し、金額によっては最大45%もの税率になることもあります。
株式投資のように20%の税率は適用されないので注意が必要です。
1,000円を超えた段階で5%の税率が発生するため、少額の運用でも税金を払わなければいけない可能性があります。
また、多額の利益が出た場合は相応の税率が適用されるため、確定申告をする必要があることを考慮した上で投資するようにしましょう。
価格が下落していても慌てない
仮想通貨の積立投資をする際には、たとえ価格が下落していても慌ててはいけません。
そもそも仮想通貨は価格変動が激しい傾向にあるため、投資している通貨の価格が大きく下落する可能性は大いにあります。
しかし価格が安いということは、多くの通貨を購入することができるということです。
再度価格が上昇すれば大きな利益になる可能性もあります。
積立投資は通貨の価格が安い時でも高い時でも、常に一定額を購入し続けることで比較的安定した投資が可能な手法です。
そのため、価格が下落していても焦らずに投資を続けるようにすることがポイントになります。
税金が発生する場合もある
仮想通貨の積立投資をする際の注意点として、税金が発生する場合もあることが挙げられます。
仮想通貨を積立投資によって積立および保有しているのみであれば基本的に税金は発生しません。
ただし、積立投資によって購入した仮想通貨で取引を行い、年間20万円以上の利益が発生した場合には、雑所得として課税対象になります。
これは、積立投資に限った話ではなく仮想通貨取引で生じた一定額以上の利益は原則的に全て総合課税の対象になります。
仮想通貨によって利益が発生した場合は前述したとおり確定申告が必要となるため注意しましょう。
ビットコイン積み立てに関するよくある質問
いくらから積立できる?
ビットコインの積立金額は、取引所によって異なります。
例えばCoincheckの場合、毎月1万円から1,000円刻みで積み立て投資をすることが可能です。
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毎日と毎月どちらがおすすめ?
毎日積立と毎月積み立ては、投資する方の目的や余剰資金など、個人の状況によって異なります。
積立中の税金はどうなる?
仮想通貨取引で利益が発生した場合、発生した利益には課税されます。
仮想通貨積立では、積立している仮想通貨を売却した際、発生した売却益に対して課税されます。
一方で、売却せず積立を続けた場合、その時点で含み益が発生していたとしても課税はされません。
販売所での一括購入と積立で手数料の差はある?
仮想通貨積立は販売所からの定期的な購入という形で行われます。そのため、積立購入する度に実質の手数料としてスプレッドがかかります。
積立では購入回数が多くなる分、手数料が高くなるように感じるでしょう。
しかし、最終的にかかる手数料の料金は取引量とスプレッドの時価に依るため、販売所での一括購入と積立でどちらのほうが手数料が節約できるということはありません。
この記事の監修者
佐野 孝矩
ファイナンシャルプランナー
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プロフィール
一部上場企業およびそのグループ会社にて経理および社内SEの経験あり。
情報処理安全確保支援士や日商簿記2級、FP2級、応用情報技術者
などの資格の知識をもとに、本業の傍ら資産運用をしたり、セキュリティのコンサルティングをしたりしています。
仮想通貨・プログラミング・教育などに関する記事の執筆・監修実績多数。
資格を学習できるサイト、「しかくのいろは」を運営中
保有資格
応用情報技術者,情報処理安全確保支援士,日商簿記2級,FP2級
監修者の身元
https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/
専門ジャンル
仮想通貨,プログラミング,資産運用
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